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ミッションその9 夢から覚めよう ページ10

「我は中国あるよ!宜しくするある!」

「私は中ざ…山田Aだよ。宜しく」

「A、偽名使ってたんだねー」

意味なく使ってた偽名に対して、ロシアさんが気に食わなさそうである。自分も本名を教えてくれないのに酷いことだ。

あと日本もちを離してあげて欲しい。日本もちが私の腰を掴んで離れないので、日本もちだけでなく腰まで延びそう。

ロシアさんによる威圧感のせいで緊張感を保ったまま、中国さんを見つめる。なんてアジアンビューティー。声も可愛いし、良い匂いがする。

「中国くんは男だよ?」

男…?このアジアンビューティーが?まっさかー…

「俄羅斯、いきなり何を言い出すあるか!って…A?どうして我の胸を掴もうとしてるある?」

む、胸がない!でも胸がなく大胸筋が発達してる女性だっているし!ならば股間を掴んだら一発で…!

「はいはい、流石に止めとこうねー」

ロシアさんに持ち上げられた為、確認が出来なかった。股間見てわきわきしてたからバレたようだ。中国さんは後から気付いて震えた。可愛い。

「にしても…此処は夢の中あるか?痛覚が普通にあるし可笑しいあるよ」

首を捻ってそういう中国さん。…多分ただの思い込みだと思うよ。人って思い込みで火傷とか出来るものだしね。

「確かにちょっと感覚が生々しいよね、夢にしては」

ロシアさんはそう不思議そうにしていた辺り、そういう設定の夢なのかもしれない。いつもと違って賑やかな夢だ。

3人でとりあえず情報交換をしていると、突如として大地震が起きた。何事?

ロシアさんが私と中国さんを掴んでてくれたので、どうにか転ばずにすんだ。

「ありが…っ!?」

蛇みたいな化け物が、ロシアさんに噛み付こうとしていた。しかも気付いていない。

だから私は咄嗟に――皆を突き飛ばした。

「一体何するの!…ぇ!?」







「首もげて目が覚めるとか…」

目覚めは微妙である。ちなみに寝違えて首痛い。

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設定タグ:ヘタリア , ヤンデレ , 枢連   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:ヴァーニャ | 作成日時:2015年5月25日 1時

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