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Aside
涙が止まらなくなった私を見て
はまちゃんは人目のつかないところに連れてきてくれた。
紫「なるほどなあ。それは完全にしげが悪いな。」
『…別に毎回言って欲しいとかじゃなくて少し気づいてくれるだけでも嬉しいのに』
紫「そうよなあ。」
『はまちゃんが言うようにほんとに興味無いんじゃないかと思っちゃって、』
紫「…すんません。」
ああ、この後撮影なのにな。
せっかく神ちゃんとパックしたのに。
せっかく可愛くしてもらったのに。
なんて思っても涙は止まらない。
そろそろ戻らなきゃなと思ってたら
はまちゃんのスマホが鳴った。
桃「もしもしはまちゃん?どこおるん?大体の話淳太から聞いたけど。」
紫「おお、望。Aと一緒に東側の階段おるよ。」
桃「A、戻って来れそう?あと30分くらいで始めるって」
紫「だいぶ落ち込んどるなあ。」
桃「そりゃそうやろな、しげもこっちでだいぶ怒られてんで笑」
紫「とりあえずなんとか戻れるようにするわ。」
結局、みんなを巻き込んでしまってる。
もう少し大人にならなきゃいけないのに。
『ごめんね、はまちゃん』
紫「なんで謝るんよ。悪いことしてないやん。」
『みんな巻き込んじゃった。メイク直したいしもう戻ろ?』
紫「大丈夫なん?」
『うん、はまちゃんおってくれたから元気出た』
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作者名:與まっっっちゃ | 作成日時:2024年4月16日 20時