bar big bearへようこそ！2 (ページ5)

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やすと大倉と時々倉子ちゃん5 ページ5

やすside

「おかえり、ただよし。」

「やす、ただいま。」

仕事が終わり、二人で家に帰ってきた。

玄関に入った途端に俺は忠義に抱きついた。

「遅いよ。」

「ごめん、ごめん。」

「なんで店に帰ってきたんだよぉ。」

「え？ダメだった？」

「そんなことないんだけどね、俺、忠義が
帰って来た時のシュミレーションしてたん。」

「え？どんな？」

「こんな·····」

俺は忠義の唇にそっと自分の唇を合わせた。

「お前なぁ。(笑)」

「だって～。」

「なんで急に甘えてんねん。」

「寂しかったんだもん。」

「わかったよ。
ほら、こっちおいで。」

俺をお姫様抱っこすると、寝室のベッドの上にふわっと置いた。

「やすにな、話あんねん。」

「えー、怖いなぁ。」

「そんなこと、あるわけないやん。」

そう言うと忠義は、ベッドの上に座った。

「ねぇ、膝枕してもええ？」

「あー、ええよ。」

膝の上に乗せられた俺の髪をふわふわしながら、

「帰るのがな、遅くなったのはな、」

「うん。」

これから何を言われるのか、ちょっとドキドキしながら目を閉じた。