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たぁとやすとお風呂 2 ページ2

「違うで、かいてほしいんじゃなくて
洗って欲しいの。」

「お風呂で?」

「そう、俺腰悪いやろ。
だからな、背中よく洗えないねん。」

最近のヤスは、サングラスにお髭、
髪も半分赤い。
どちらかといえば、ワイルド系。

その姿でめっちゃ甘えてくる。

「ええけど、おまえ着替えあるん?」

「たぁのシャツ、借りるもん。」

「下着は?」

と言って、直ぐに後悔した。
こいつ、私服の時はパンツはかないんだった。

「知ってるくせに。(笑)」

こいつ、今日は小悪魔に変身しとる。

車をマンションの駐車場に停めると、
俺たちはそれぞれの荷物を持ち、
エレベーターに乗り込んだ。

「両手さえ、ふさがってなければなぁ。」

や、やす?何考えてんねん。

果たして今日は、寝ることができるのか·····。
不安が頭をよぎる。

仕方がないので、部屋に入る前にこんなことを聞いてみた。

「ご主人様、まずは食事にします?お風呂にします?それとも、俺にします?(笑)」

「お風呂〜。」

「俺とちゃうんかい!」というツッコミは
さて置き、

「すぐにお湯いれるから、待っとってな。」

「うん。」

そう言うと、俺の家にスタスタ入っていった。

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作者名:niko | 作成日時:2019年8月1日 13時

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