ちびぬい達の運動会〜僕たちスポーツしちゃうんです。�� ページ9
おーくら家side〜おーくら編
「なぁ、タディ。
一生懸命何やってんねん。」
仕事から帰ってきて部屋に入ると、タディが
テーブルで何か一生懸命書いていた。
「あ、父ちゃん、おかえりなさい。」
「タディ、ただいま。」
「あんな、父ちゃん、これ見て。」
そう言って見せられた紙には、
「体育祭のお弁当。
〇サンドイッチ
〇おいなりさん
〇おむすび
と書かれていた。
「おまえさぁ、運動会のお弁当はこれを作っ
ていくん？
これだと炭水化物ばっかりやで。(笑)」
「炭水化物って？」
「あ、そっか、知らないよね。」
「うん。」
「これじゃ、おかずがないという意味だ
よ。」
「そっかぁ。
じゃあたとえば父ちゃんだったらおかずは何
が食べたい？」
「俺か、俺だったら・・・。
唐揚げとかエビフライとかソーセージとか
かなぁ。」
「なるほど。」
「だからね、サンドイッチかおにぎりかお
いなりかどれか一つにしたほうがええで。
それにおかずを一つ決めるぐらいで良いと
思うよ。
みんなもそれぞれ持ってくるんだろうし。」
「みんな何持ってくるのかなぁ。」
「LINEしてみたらええやん。」
「父ちゃん、そうする。」
そう言うとタディはスマホを持ってきて、
一生懸命文字を打ち始めた。
その横顔は楽しそうで嬉しそうだった。
みんなが楽しくなきゃ、ダメだよね。
やすがいつも言っている言葉だけど、
俺も少しは実現できてるんかな。(笑)
マリー家side〜マリー編
「父ちゃん、おかえり〜。」
父ちゃんを出迎えるために玄関に走っていく
と、なんと父ちゃんは両手いっぱいの荷物を
かかえていた。
「その荷物、どないしたん？」
「え？これか？
これでな、料理の試作を作ろうと思って。」
「何の料理なん？」
「運動会の。」
「父ちゃん、まじ？」
「まじ、まじ。
大まじです。」
「ほんまに？」
「大事なマリーの運動会やから。
気張ってお弁当、作ろうと思ってな。
もちろんマリーも一緒に作るんやで。」
「父ちゃん、ありがとう。
マリー、嬉しい。」
「ほなら、試作も一緒に作りましょか？」
「うん！」
「まずは買ってきた物を並べます。
じゃあマリーに問題です。
この食材を見て、何ができるでしょう。」
「えー、わかんない。(泣)」
「では、一緒に作りながら考えようね。」
「ラジャー。(喜)」
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indenmamas(プロフ) - ありがとうございます。ますますほっこりしていただけるように、頑張ります。 (2022年2月25日 19時) (
レス) @page32 id: 61096d18d9 (このIDを非表示/違反報告)
ふづき♪ - ちびぬいちゃんのお話はほっこりします♪頑張ってください♪ (2022年2月25日 17時) (レス) @page30 id: 28031762bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：niko | 作成日時：2021年10月7日 9時
