倉とやすの物語�� ページ22
やすside
「どうした？
気分でも悪い？」
夜風にあたっていた俺を心配したのか、
おーくらが声をかけた。
「ううん、大丈夫。
ちょっと飲みすぎちゃった。(笑)」
「それなら良かった。
お風呂から出たらいないんだもんな。」
「あ、ごめん、ごめん。」
「何か冷たい飲み物、持ってくる？」
「ありがとう。」
「ちょっと待ってて。」
そう言うとおーくらは台所に走って行った。
楽しくてちょっと飲みすぎちゃったな。
「ほら、これ。」
「これは？」
「オレンジジュースだよ。」
「オレンジ？」
「うん、柑橘系のジュースはアルコールを
分解してくれるんだって。」
「そうなんだ。
うん、美味しい。
すごくさっぱりする。
おーくらって、何でも物知りなんやね。」
「それじゃ、これは？」
「ん？」と振り向いた俺に不意打ちのKiss。
「俺も味わってみませんか？(笑)」
おーくらからのお誘い、来たぁ。
うわぁ、ドキ ドキする。
えー、でも
素直に言うてええかなぁ。
「うん、味わいたい。
美味しいかわかわないけど。(笑)」
「ほんまに？」
「うん、
じゃあ目を閉じて？」
「こう？」
今度は俺の方から唇を重ねた。
「ベッド行く？」
「うん。」と、そっとうなずくと
おーくらは俺をお姫様だっこして寝室まで
連れていった。
そっとベッドに降ろすと、着ていた物を
脱いだ。
「では、いただきます。」
俺の唇にKissをおとし、俺の洋服を脱がしは
じめた。
これでひとつになれるんだ。
おーくら、ありがとう。
俺のこといつも見ていてくれたのに、ずっと
気がつかなくて、ごめんね。
これからはずっと一緒にいよう。
楽しい時も悲しい時も怒ったときも、ずっと
ずっと。
「やす〜好きやで。」
「俺も、おーくらのことが好き。」
そして二人で深い愛情に溺れていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 31人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：niko | 作成日時：2021年3月15日 19時
