ひなちゃんの誕生日〜俺たちが選んだプレゼント大作戦7 ページ31
ひなちゃんとやすside��
ひなちゃんが固まってしまっている。
どうしよう。
早く話さなきゃ。
「あんな、ひなちゃん。」
「ん？」
「話ってのは、」
俺この二年大変やったやん。」
「そやなぁ。」
「みんなに迷惑かけたやん。」
「まぁなぁ〜。」
「だけど俺、何にも返してへん。」
「そんなん、当たり前のことやし。」
「けどな·····。」
「けど？」
「ちゃんとせんと、あかんと思ったんよ。
あの時の思いを、言葉にしないと、
ちゃんと思いを伝えないとダメなんじゃないかって。」
「俺に話って。」
「そうなんだ。
ひなちゃん、いつもそばにおってくれて
ありがとう。
ものすごく心強かったんよ。
俺一人やったら、絶対ここまでこれんかったしね。」
「そっかぁ〜。
まぁ、俺も同じやしな。」
「これからも迷惑かけるかもしれんけど、
よろしくお願いします。」
「こちらこそやわ。」
「ひなちゃん、今日誕生日やろ？」
「あ、そうやった。」
「これから予定ある？」
「別に、あ、そうや。」
「何かあるん？」
「ちびとな、ちびひなと約束してるねん。
どっか連れてくって。」
「あー、それなら大丈夫やで。」
「大丈夫？」
「うん。
あんなひなちゃん。
今から一緒に行って貰いたいとこ、あるねん。」
「また？(笑)」
「俺たちがね、一生懸命考えた
ひなちゃんに送るプレゼント。
俺たちが選んだプレゼント大作戦❤」
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作者名：niko | 作成日時：2019年5月16日 12時
