理想の誕生日～倉安編～ (ページ4)

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「やっとできたー。」

後はババロアが固まるのを待つだけ。

時計を見ると夕方の5時を過ぎていた。

「やばい、もうこんな時間、急がなきゃ。
まずは大倉捕まえなきゃ。家におるかな？」

「もしもし、大倉？今どこにおるん？」

「家！」

「おまえなんか、めっちゃ機嫌悪いやん
(笑)」

「んなこと、ないけど·····。」

「まぁ、ええわ。」

「ええんかい！(笑)」

「あんな、今からそっち行っていい？」

「え？俺ん家？」

「そう。」

「それなら外でご飯でも食べようや。」

「いや、お前ん家がいい。
な、大倉～。」

「おまえ、何やねん(笑)
わかった、待ってるわ。」

「それでな、頼みがあるねん。」

「何？」

「ご飯炊いといて。」

「ご飯？わかったわ。」

「んじゃ、後でね。」

あいつ何考えてるんやろ·····。

まぁ、ええか。
これから何か始まる事は間違いなさそうだ。

俺はちょっとドキドキしながら、炊飯器の
スイッチをいれた。