理想の誕生日～倉安編～ (ページ27)

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ひなちゃんの誕生日～俺たちが選んだプレゼント大作戦3 ページ27

ひなちゃんside

俺も明日でいよいよ38歳か、

もうすぐ40なんやな。

「父ちゃん、何ぶつぶつ言うてるん？」

「なんやお前、聞いとったんか(笑)」

「そんなでかい声で言うたら、聞こえてくるって。」

「あ、そうやな。(笑)」

「父ちゃん、明日は仕事は？」

「朝から番組の収録があってな。」

「じゃあ、朝から出掛けるん？」

「悪ぃな、明日は遅くならんと思うんやけどな。
早く帰ってきたら一緒にでかけるか。」

「ほんまに？」

「おん、どこかいきたいとこ、あるか？」

「ううん、父ちゃんと一緒ならどこでも。」

「明日帰ってくるまでに考えとけよ。」

「うん。」

電話だよ～電話だよ～

「何や今頃、」

スマホを見ると、やすからだった。

「やす、どうした？」

「信ちゃん、明日時間あるかな？」

「収録終わったら、大丈夫やで。
何かあったん？」

「そんなこと、無いんやけど。
ちょっと話があって。」

「わかった、明日時間とるわ。」

「ありがとう、じゃあね。バイバイ。(笑)」

「バイバイ。」

なんやろう、話って。
まぁ、考えても仕方がないか。

「ちび、そういう事でちょっとだけ遅くなるな。」

「わかった。」

せっかくの誕生日、何もなければいいんだけどな。