【Growth】Tuner Temporis【ツキプロ】 (ページ8)

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Ⅳ ページ8

転移できる場所があると事前に神様から聞いていたのでケンに場所の名前を伝えて案内して貰った。

案内して貰いながら衛と会話をした。

このセカイに来た時の事や、何が好きかなど様々な会話をした。

「衛は作曲が好きだと言っていたが、さっきみたいな曲を作るのか？」

「うん、そうだよ！」

「なら、また何処かの機会に会った時に衛の曲を聞かせてくれないか？」

「もちろん！俺の曲で良かったら全然良いよ！」

「ありがとな。…そう言えば何処のセカイから来たんだ？」

「それがね、覚えてないんだ」

「そうなのか…それなら一旦、俺が暮らしている所に来ないか？」

「えっ！？でも身寄りのない俺を連れて来たら迷惑なんじゃ？」

「そこは大丈夫だと思う。
後、もしかしたら衛のことを知っているかもしれない人がいるんだ」

「そうなんだ、じゃあ少しの間だけ、お世話になります」

(ケン、リョウ、この迷い魂の所在が分からないんだ。
もしかしたら、神様が迷い魂についてのことを知ってるかもしれないから、そっちへ連れて来てもいいか？)

(俺は別にいいぜ！特に悪い奴じゃ無さそうだし)

(まぁ、手掛かりが見つかるならいいんじゃない？
その代わり、手掛かりが見つかり次第元のセカイへ戻すからね)

(すまないな、二人とも)

(まぁ、いいってことよ。後、目的の場所に着いたぜ)

(わかった。二人とも案内してくれてありがとな)

「コウくん、目的の場所って此処？」

「そうみたいだな、見た感じおしゃれなBARみたいだが…」

ケンとリョウに案内して貰った場所は隠れ家的雰囲気があるBARだった。

道のり的に二人が間違えているとは考えにくいので此処であっているのだろが…

俺が色々と考えているうちに俺たちの気配に気付いたのか店の扉が開いた。