XII ページ32
…と思った？
残念ながら俺たち神の使いには明確な死はないんだよね。
まぁ、一時的にセカイに干渉出来なくなるけど。
ちなみに俺の死体はハウが去った後に綺麗さっぱり消えたよ。
狩人たちは凄く驚いていたけどまぁ、大丈夫でしょ。
そんな感じで今の俺は霊体の状態だからセカイの物とかには触ることが出来ないよ。
後、この姿が見えるのは神の使いとか神様しか無理だよ。
ってことで今俺はハウの後ろ姿を追いかけながら三人のところへ向かっているよ。
数時間すると、ベスティアの検問所が見えた。
俺はハウの安全を確認して一足先に国の壁をすり抜けて入った。
中に入ると獣人が多く、活気付いている国だった。
そして、広場のあたりに俺とハウ以外が集まっていた。
「みんな、無事に辿り着けたみたいだね」
(リョウがその姿ってことは狩人に会ったのか？)
(国を出る時にね。ちなみにハウは無事で、今は検問所にいるからもうそろそろ来ると思うよ)
(ってことは、ハウが合流したら俺たちの旅もこれで終わりかー)
(なんだかちょっとだけ寂しいね)
(おっ！ハウが来たみたいだぜ)
「本当だ！おーい、ハウくーん！」
ハウが合流して、ハウから全員に何があったかを伝えられた。
俺の死(？)について悲しんでくれる人が大勢で凄く申し訳無くなったけど。
その後、俺たちは衣食住を整えたり、働くことが出来そうな人には働き手を探したりして俺たちは旅立つ準備をしていった。
☆作者から☆
まず、昨日投稿するとか言ってたのに投稿しなくてすみません！
占ツク開いて、寝落ちました。
許してくだしゃい。(土下座)←おい
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作者名：風味 | 作成日時：2020年8月18日 21時
