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��~動き出した歯車~ ページ4
「〜〜♪」
「この曲は？」
時間感覚があまりないこの場所で美しいパイプオルガンの旋律が聞こえて来ていた。
コウキは自室へ向かっていた足をパイプオルガンの旋律が聞こえる聖堂へ足を向けた。
「懐かしいな」
「コウくん、聞いてたんだ！」
コウキの呟きにマモルは弾いていた手を止め、コウキの方へと顔を向けた。
「あぁ、お前が曲を弾いているのが聞こえたからな」
「そうなんだ」
「この曲は俺たちにとって原点のような曲だからな」
そう言いながコウキはマモルと出会った時のことを思い出していた。
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作者名：風味 | 作成日時：2020年8月18日 21時
