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あれから、各々が休息やら準備をして国を出る時間になった。
宿の外は灯りがあると言っても店先にあるランタン等の灯り程度で所々は暗い場所があるぐらいで、俺たちからしたら好都合だった。
「それじゃあ行ってくる」
「着いたらテレパシー送るわー」
「うん、わかったー！」
「くれぐれも安全第一でね？」
「あぁ、わかった」
「「行ってくる/わー」」
「「行ってらっしゃい」」
コウとケンを含めた前半の人たちが出発して行った。
扉がﾊﾟﾀﾝと音を立てて閉じたのを確認してマモルの方を見ると分かりやすく落ち着きがなかった。
「そんなにソワソワとしないでもあの二人がついているんだから必ず国に辿り着けるはずだよ」
「そ、そうだよね！」
「マモルが不安がっていたらみんなも不安になるんだから不安にならないこと、いいね？」
「うん！俺、先に向かったみんなを信じるよ！」
「さてと、俺はケンから報告が来るまで本を読んでおこうかな」
独り言のように呟き、俺は小さめの本を鞄から取り出した。
「リョウくん本持って来てたんだ！」
「暇な時とか読めるからね。それに、このサイズだとあんまり邪魔にならないからね」
「そうなんだー！ちなみに何を読んでいたの？」
「マモルが初めに彷徨っていたセカイで普及している本だよ。
神様がくれたから読んでみると結構面白かったから時に神様に頼んで取り寄せてもらったりしてるの」
「神様って凄いんだねー」
「まぁ、神様って言う名前は伊達じゃないってことだよね。
マモルも何か欲しいものとかあったら言ってみたら？」
「うん！そうしてみるよ！」
そう言ってマモルは自分の鞄の方へ行った。
マモルのことが少し気になりﾁﾗﾘと見ると鞄からメモやペンを取り出していて作詞をしていた。
さっきまで話していたのにすぐに、真剣な顔つきで考えていてその集中力に驚いた。
コウたちがこの国を出てから1、2時間後にケンからテレパシーが届いたから、俺たちは準備を始めた。
☆作者から☆
どうも、風味です。
無事更新強化週間を完走しましたー！ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾊﾟﾌﾊﾟﾌー！
ということですので、明日からは今まで通りの超亀更新(気まぐれなので)に戻る可能性がありますが、余裕がある日に頑張って更新しようと思います。
見ていてくださっている方(いらっしゃったら本当に嬉しいこと極まりないですが)にはご迷惑をおかけしますが暖かい目で見ていただけると嬉しいです。
以上、作者からでした！
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作者名：風味 | 作成日時：2020年8月18日 21時
