�機創気留麕覆─� ページ19
「マモル、今いいか？」
「うん！いいよー！」
明るい声と共に部屋の扉が開き、部屋の主人であるマモルが出てきた。
「コウくん、どうしたのー？」
「セカイの異常を感知したからマモルに曲を頼めるかと思ってな」
「全然いいけど、時間がかかるけどいいかな？」
「もちろんだ。俺たちはお前の曲を楽しみにしてるからな」
「ありがと！、よーし、お兄さん頑張っちゃうぞー！」
「頼むな、マモル。
それと、今回のセカイの名前は『獣の高野』で獣人が迫害されたりするセカイらしい」
「それは、悲しいね…」
「まぁ、俺たちがセカイの異常を元に戻せたら、いい方向に行くかもしれないけどな」
「なら、俺、頑張るね！よくわからないけど丁度、天啓が降りてきたから！」
コウキの補足により暗い空気が少し和らいぎ、マモルも、やる気に満ち溢れているようだった。
「いつもありがとなマモル。後、くれぐれも体を壊さないようにな」
「わかってるよ、コウくん」
こうして、部屋の扉は閉じられ、コウキは自室へと向かって行った。
コウキとマモルの会話から約1日が過ぎたであろう日、マモルは曲の完成をコウキに伝え、コウキは二人を集めていた。
「コウが俺たちを集めたってことは、セカイに何かあったってことでしょ？」
「あぁ、そうだ。
今回のセカイの名前は『銃声の高野』だ。詳しいことは実際に行ってみたいとわからないがな」
「そこはいつもどおりだな」
「それで、今回もマモルが曲を作ってくれたんでしょ？」
「うん、そうだよー！後、今回も全員で行こうかと思います！」
「わかった。まぁ、マモルのことだから今回の曲もハモリがあったりして難しいんでしょ？」
「えへへ、実はそうです」
「それがマモルの曲の良さでもあるんだがな…
曲の練習も兼ねて明日の朝に聖堂に集合でいいか？」
「俺はいいぜ！」
「ケンに同じく」
「大丈夫だよー」
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作者名：風味 | 作成日時：2020年8月18日 21時
