アーヤは天才サッカー『少年』！？ (ページ47)

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綾真サイド

そして後半戦スタート、キックオフは雷門チームから。

染「なにしてんだ豪炎寺！」

豪「…‥。」

修也は一向に攻めに行こうとせず、ボールを少林寺に回した。

円「何でファイアートルネードを打ちに行かないんだよ豪炎寺！！」

豪(やみくもに向かっても勝てない…まだだ、まだなんだ。)

修也は気づいたのか

染「腰抜けめ‥少林寺！来い！」

だが前半のもあってか、染さんに二人のディフェンダーがくっ付いて身動きがとれない

少「半田先輩！」

半「染岡！」

少林寺くんが回したボールを、真一は何故かマークされている染さんにパスする。案の定相手方にブロックされラインオーバーになってしまった。

少「半田先輩！何で豪炎寺先輩にパスしないんですか！！」

宍「豪炎寺先輩ノーマークだったのに！！」

半「っ！！だってアイツに回したってシュートしないだろ！？」

チームワークが崩れてきてる

染「お前等次は決める、黙って俺にパスすれば良いんだ。」

雷門ボールから試合再開

まず、宍戸くんのフリーフォールを少林寺くんがキャッチする

染「少林寺！来い！」

少「…綾真さん！」

綾真「は？」

間抜けな声が出てしまった。

半「染岡にボールを回せ少林寺！！」

少「だって！染岡さんのシュートじゃ止められてしまいます！！」

栗「やっぱり豪炎寺さんか綾真さんじゃないと点が取れないでヤンス！！」

気持ちはわかるけど…

一年組は染さんをいささか信用しそうにない様子だ。

僕に至っては

染「ボールを俺に寄越せ綾真！！」

豪「俺は確かめたい事があるんだ！綾真！こっちに回すんだ！！」

…仕方ない。

一回僕が点を取ろう。

それに気づいてくれればいいんだけれどね。

僕は二人の指示を無視して駆け上がる。

僕は目を閉じて地面を蹴り上げた。

綾真「『アマテラス』」

まぶしい光がフィールド上に出現して巨大な天照大神に乗りボールがゴールに向かう。

そしてそのボールはゴールに突き刺さった。

円「すげーよ！綾真！」

染「綾真！どうしてこっちに回さなかった!!」

綾真「染さん。君は焦りすぎだ。一度冷静になって頭を冷やすべきだよ」

僕はつかみかかろうとしてきた染さんの手を躱し修也のほうを見る。

綾真「修也。これで確認はできたはずだよ。君は言葉が少なすぎる。周りに行ってから行動に移すべきだ」

豪「ああ、悪いな」

綾真「それと守、雷は闇をも裂く光となるよ」