アーヤは天才サッカー『少年』！？ (ページ35)

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綾真サイド

その日の練習を終える。

しかし、練習が終わった後も夕陽をバックに練習を続けるメンバーがいた。

染「……今日は他の奴の所に行かなくていいのかよっ！綾真？」

綾真「今は、染さんのほうが重要だよ。それに」

彼の所には一朗太が行ってると思うし。

幼馴染のあの2人は、お互いに何かあると必ず声を掛け合い互いに高めあっていく。

そういう存在がいるってとても素晴らしいと思う。

染「それに……何だよ？」

綾真「何でもないよ。そんな事より、シュートの精度あげるんでしょ？ついでに僕が相手になってあげるよ」

染「ふっ！上等じゃねぇ～か」

染さんと僕は、陽が沈むまで練習を続けた。

帰りは染さんと帰ったけどすぐに別れた。秀栄学園のことがばれたら大変だしね。

綾真「さて…かなり時間が経ったけど…まだいるのかな」

いつか気づかれるとは思っていた。

皆、勘が鋭いから。

僕は寮のドアを開ける。

管「お帰りなさいませ。談話室に皆さんがお待ちです」

管理人さんの言葉に僕は苦笑して談話室のほうに声をかけようと思い見慣れたドアをノックした。

談話室の扉を開ければ、隅のほうの席に見慣れた４人の姿があった。

塾のほうはいいのかな。

晴「お帰り。【彩】」

綾真「ただいま」

美「アーヤだよね？」

翼の鼻はごまかせないよね…。

僕は頷いた。

綾真「話をする前に…着替えてきてもいいかな？かなり待たせちゃったし申し訳ないんだけど」

皆に許可をもらい僕…私は談話室に戻った。

晴「さっき言った通り、僕らチームＡｌｅｘは３人のメンバーで構成されている。彩には今回協力者として潜入をしてもらっているんだ」

黒「その潜入が危険じゃないってどうしていえる？アーヤが危険な目にあったらお前ら責任とれるのか？」

晴「最悪の場合が来ないように男装をしてもらっているんだよ。男の姿のほうが危険は少ない。彩の意見を尊重している」

上「立花はどう思っているんだ。協力者になる理由はちゃんとあるんだろ？」

彩「今回の事件は…私の恩師が関わっているの。その人がいたから私はずっとサッカーを続けてきたその人がいたから私は世界にまで行ける存在になれた。その人が…犯罪をしているなら…私はきちんと罪を償ってほしい。と思ってる。だから、言い逃れなんてできないように、きちんと罪を償って昔みたいにまた一緒にサッカーできるように…私はその人を捕まえたい。」

だから協力者になった