アーヤは天才サッカー『少年』！？ (ページ26)

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綾真サイド

僕は先ほど足を痛めていた宍戸君のもとに歩み寄る。

綾真「宍戸君。先ほど足を痛めてたね。治療してもらいな」

宍「え！は、はい！」

半「いつの間に……」

宍戸くんを姫抱きして、ベンチへと運ぼうとすると周りから女生徒の声が上がった。

宍「せ、先輩！？」

綾真「足を痛めているのなら、動かさない方がいい。無理に歩いて悪化でもしたらいけないからね」

『(イケメンかよ……)』

僕はベンチまで宍戸を送り届けた後フィールドを見まわした。

綾真「この場において僕が全てだ。逆らう者は…容赦しない」

さぁ、試合再開だ。

僕は修也にボールをまわす。次は修也からに僕に回る。

綾真「甘いね…」

スライディングしてきた辺見くんを避ける。

ドリブルで帝国陣営まで行く。

佐「綾真！」

綾真「次郎。君のプレーは乱れすぎだ。そんなんじゃ僕からボールを取るなんて無理だよ。」

佐「あぁっ！！」

僕は次郎の上をボールとともに飛び越える。

綾真「さて幸次郎。君はどれほど強くなったのかな？」

僕はゴールの前に行くとボールを上に蹴り上げ腰をひねりながら飛ぶ

足がボールに触れると同時にボールを中心に巨大なバラが咲く。それをければバラはきれいな花びら

になってボールは炎をまといながら螺旋状にゴールに向かった。

綾真「『ローズ・フレイム』！！」

源「なっ…うわああああぁあっ」

ボールは幸次郎を巻き込んでゴールにささった。

手加減したんだけどね…。

ﾋﾟｯﾋﾟｰ

角〈な、なんと！雷門イレブン初の得点です！〉

帝国からのキックオフ

鬼「行け、デスゾーン……」

寺門くん、次郎、洞面くんの3人が空中へ飛び、同じ早さと回転をする。

「「"デスゾーン"！」」

ほぼ同時に修也が走り出す。

僕は修也へと食らいつこうとしている次郎をマークする。

円「あいつら、オレを信じて走ってるんだ。オレが止めるって、これを止めてオレから、必ずパスが来るって信じて！」

守の方を見ると、黄金色のオーラが漂っていた。そして、次の瞬間…片手が大きな手と化した。

鬼「…！」

綾真「あれは…ゴッドハンド…？」

円「いけ！豪炎寺！！」

全線へと投げられたボールは、修也の足に吸い付くようにいった。そして、華麗に回転しながら空中へと飛んだ。

豪「『ファイアートルネード』！！」

ﾋﾟｯﾋﾟｰ

角〈雷門！ついに2点目をももぎ取ったァ！〉