アーヤは天才サッカー『少年』！？ (ページ25)

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綾真サイド

三人が撃ったボールは真っ直ぐゴールへ向かった。

それに守は反応できず顔面にぶつかってゴールへ叩きつけられる。

鬼「続けろ。奴をあぶり出すまで」

凄まじい威力のシュート。

その裏には帝国の目的である修也への挑発もあるのだろう。

その後も帝国のペースになってしまった試合

グラウンドには力尽きて倒れている雷門サッカー部。

鬼「…出て来い。さもなくば、あの最後の一人を…あいつを…叩きのめす！」

綾真「落花流水…どこまでも落ちぶれたね。帝国は」

僕はため息をつく

目「ぁあぁあ＿いやだ、もうこんなの嫌だぁ！！！」

グラウンドの外へと10番のユニフォームを捨て、逃げざる目金。

理性が失われそうになりかける。あいつふざけてるのか？！

その時＿

円「まだだっ！まだ……終わってねぇ、まだ終わってねぇぞ！」

さすが守。

綾真「選手交代だ。みんなお疲れ様。僕が帝国から点を取るよ。だから今は休んで」

角〈ここで選手交代だ！！現れたのは、かの有名な橘綾真だああああああ！！雷門に突如現れた天界な王子がフィールドに現れたああああ！〉

天界の王子って…僕はそんな大それたものじゃないよ。

鬼「…！」

「誰だアイツ？」

「あんなヤツうちのチームにいたか？」

角〈おや？彼はもしや……昨年のフットボールフロンティアで、１年生ながらそのシュートで一躍ヒーローとなった、豪炎寺修也！その豪炎寺君が、雷門のユニフォームを着て、我々の前に登場！〉

綾真「似合ってるよ。修也」

冬「ま、待ちなさい！君はうちのサッカー部では…」

冬海先生が注意を呼びかけるが、それを有人が手で制する。

鬼「良いですよ、俺たちは」

「そ…それでは、帝国学園が承認したため…選手交代を認める！」

修也がフィールドに入り、こちらへと歩いてくる。

綾真「また修也と一緒にサッカーできるなんて嬉しいよ。」

豪「俺もだよ。」

円「豪炎寺……！やっぱり来てくれたかぁ！あっ……」

よろよろな守を修也が支える。

豪「大丈夫か？」

円「あぁっ……遅すぎるぜ、お前」