アーヤは天才サッカー『少年』！？ (ページ15)

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綾真サイド

隣のクラスに転入生が来たらしい。僕らのクラスでも

その話題でもちきりだった。

綾真「隣のクラスに転入生が来たらしいよ染さん北海道出身じゃないらしいから運命の人じゃないね」

染「お前それまだ引きずってんのか…どんだけホモップルにさせたいんだ？」

綾真「染さんに彼女はむり、彼女(男)ならできるよ。」

染「おめえな…」

綾真「というか普通のカップルよりもいいカップルになると思うよ。」

半「お前ら聞いてくれよ」

何処に行ってたのか真一が戻ってきた。

綾真「どうした？真一。もしかして運命の人と角でぶつかって恋でもした？角でぶつかるのは車だけだからそれは夢だよ」

半「お前は夢を壊すこと言うなよ。それに角でぶつかるじゃなくて図書室の出会い希望」

綾真「君そんな身長ないから無理でしょ」

半「ひでぇ」

染「で、何があったんだよ」

半「あぁ、円堂が冬海先生に呼ばれた」

綾真「え、不愉快先生に？」

染「漢字ちげーぞ」

綾真「何言ってるの染さん合ってるよ。人間的な意味で」

半「仮にも顧問だぞ」

綾真「幽霊顧問が何を今更」

半「考えたんだけど、もしかして廃部じゃないか？」

真一の言葉に僕は首を傾げる。

染「あぁ、とうとうな…」

なんだろう。これは廃部ではない気がする…。

半「橘はどう思う？」

綾真「帝国からの練習試合の申し込み」

染「それはお前の希望だろうが」

綾真「それもあるけど…」

半「あるのかよ」

隣のクラスの転入生…何か気になるな…。

綾真「…ｶﾞﾀｯ」

僕は席を立つ

染「どうした？」

綾真「噂の転入生のこと見に行ってこようかなって」

半「偵察か？お前のファンがあっちに行かないように対策しないとだもんな」

綾真「生憎だけど僕のファンクラブの子達は浮気しないから」

この学校には僕のファンクラブがある。

いや、突然「ファンクラブ会長として挨拶させていただきます！」

なんてオレンジに紫の法被を着た女の子に言われたの

びっくりしたなぁ。

半「その自信はどこにある」

僕は自分の胸を指さす。

綾真「ここ」

僕は知ってるんだぞ真一。君も僕のファンクラブ会員

だっていうことを…。

僕はそれを胸にしまって教室から出た。

隣のクラスの転入生を見に隣の教室を見回す。

綾真「僕の予想が外れなければ…」

転入生は彼の筈だ