【ヒプマイ】山田家の不登校少女は小悪魔すぎる２【逆ハー】

『ギャンブルといったら...？』　帝統「スリル！」　『スリルといったら...？』　帝統「ギャンブル！」　『....もういい』　帝統「え」 ページ19

.



幻太郎「.....お待たせしました」




あれから適当に服を見たり雑貨を見たりしていればそろそろ終わる時刻だったので本屋の近くの椅子に座って待機する。

すると、本屋さんから幻太郎がやっと出てきた。


『ん。お疲れ、幻太郎』


私はそのまま立ち上がれば幻太郎の手を取り歩きだす。



幻太郎「おやおや、照れるでおじゃ〜」

『お腹空いたから何か食べよ、幻太郎の奢りで』

幻太郎「....無視ですか」



顔を手で覆いながら照れている幻太郎を無視し話を変える。

そんな私の姿にむっときたのか私の顔色を窺いながらそう尋ねてきた。



『構ってほしい？』


幻太郎「....そう言われるとむかつきますね」



首を傾げながら尋ねる私に、甘えることを止めたのか幻太郎はスタスタと歩き始める。

しかし私が追い付けるように歩くペースは一定に保ってくれる幻太郎。



...ほら、やっぱりツンデレじゃん。



私は少し歩みを速めながらそっと幻太郎の手に自分の手を重ねた。

二郎「ねーちゃん、七夕のお願い何にする？」　『明日の夕飯がハンバーグになりますように...』　二郎「いやもっと他にいいお願いあったよね」→←『...お掃除のご依頼ですか、綺麗さっぱり消してやるよ』　一郎「俺の真似か！？可愛いなーこのっ」　『消してやるよ』　一郎「お、おい目がマジなんだけど....？」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す