第１４話 ページ39
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オーディションの内容は夏組とは違って、渡された課題のセリフを読むというもの。
"合格した受験生が母親に電話をかける"。
セリフの内容からして、多分そんな感じ。
"まずは、臣くんから"。
そう言葉を発したいづみちゃんに、臣はんんっと、喉の調子を整えて声を出した。
臣「...伏見臣、葉星大学３年生。演劇経験はなし。で、課題のセリフが、これか...」
臣｢『もしもし、母さん？オレっ。今、結果見てきた』｣
臣「『うん。受かってたっ。本当だよ。うん、っ信じられないけど、ありがとう！』」
演劇経験なしって言ってた通り、セリフを読む姿はどこかぎこちない。
けど声量はあるからか声はよく通っている気がする。
まあ初めてならこんなもんでしょ。
皆の初めての演技を何回も見てきているせいか、つい監督みたいな考えが浮かんできて。
そんな風に思ってしまった自分に驚きながらも、くすっと笑みを溢す。
次は太一の番だ。
太一「七尾太一、欧華高校２年生！演劇経験はゼロッス！」
太一「『もしもし母さん？俺。今結果見てきた』」
太一「『うん。受かってた、本当だよ。うん、信じられないけど。ありがとう』以上ッス！」
臣はぎこちなさがあったけど、対照的に太一はどこか棒読みで。
まあ、初めてだし。
臣の時と同様、そうは思ったんだけど...
いづみ「オーディションとか今まで受けたことある？」
太一「いえ、全然トーシロッス！」
ちょっと意外だった。
女子相手にあそこまで顔を赤くして動揺した太一のことだから、もっと緊張するかと思ったんだけど。
自己紹介してからセリフを読み終わるまで、さほど時間はかからなくて。
思ってた以上に、緊張とか感じないタイプなのかな。
まあ緊張で声が出なくなっちゃうよりかは全然いいか。
そんなこと思いながら、次は誰だろうと視界を残りの３人の方に持っていく。
いづみ「それじゃあ、次はええと、そっちのヤンキーくん２人はどっちからやる？」
万里「んじゃ、俺」
そう尋ねたいづみちゃんに答えたのは意外にも万里の方だった。
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琥珀(プロフ) - ヒロミさん» 全て読んでいただき本当にありがとうございます！面白いと言って頂けるとモチベーションにもなりますし、嬉しい限りです＾＾ストーリーは３部まで展開予定です！ただ、イベントストーリー含めた番外編も執筆予定なので、どのくらい先になるかは未定です...；； (2022年3月11日 21時) (
レス) id: 38ce327301 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロミ - 長くてすみません…3月に入り温度変化が激しい時期に入ったのでお体に気をつけて執筆活動して下さい！ (2022年3月11日 8時) (レス) id: 2c46af0c41 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロミ - すみません、感想が入り切れなかったので再度投稿しました。質問なのですが、アプリのA3はストーリーが最終章までアップされてますが、そこまでこの小説は展開していく予定なのでしょうか？私個人的には最終章まで携わってほしです最後まで小説を上げているの居ないので (2022年3月11日 8時) (レス) id: 2c46af0c41 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロミ - 初めまして、この小説全て読んだのですがとっっっても面白いかったです！あっという間に全部読んでしまいました。夢主の感情の変化がちゃんとストーリーに沿って変化しているので矛盾が無いですし団員達が徐々に夢主に惹かれていくさまは読んでてとても面白いかったです (2022年3月11日 8時) (レス) id: 2c46af0c41 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - いおりさん» コメントありがとうございます！冬組推しにも関わらずここまで長々と読んでいただけて嬉しい限りです...！いよいよ秋組がスタートしましたので、のんびりとお待ちいただければ幸いです＾＾ (2022年2月25日 23時) (レス) id: 901c4aa1c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀
| 作成日時：2022年2月13日 20時
