イナズマイレブン～FF編～第1巻 (ページ47)

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（４５）特訓ページ47

秋「土門くん」

土門「あれ、秋じゃない。おまえ雷門中だったの？」

円堂「なんだ、知り合い？」

秋「うん、昔ね」

円堂「とにかく、歓迎するよ！フットボールフロンティアに向けて、一緒にがんばろーっ！」

土門「相手、野生中だろ？大丈夫かなぁ」

染岡「何だよ、新入りがエラそうに」

土門の物言いが気に障ったのか、染岡は、豪炎寺が入部した頃のような態度をとった。

土門「前の中学で、戦ったことあるからね。瞬発力、機動力とも大会屈指だ。
特に、高さ勝負にはめっぽう強いのが特徴だ」

さすがは経験者、と言うところだろうか。

相手を理解している者がいると、こちら側も動きやすくなるというものだ。

円堂「高さなら大丈夫だ！オレ達には、ファイアトルネード、ドラゴンクラッシュ。それに、ドラゴントルネードだってあるんだぜ？！」

土門「どうかなぁ…。あいつらのジャンプ力とんでもないよ～？
ドラゴントルネードだって、上から抑え込まれちゃうかも」

染岡「んなわけねぇだろ」

ただでさえ、ファイアトルネードでもかなりの高さがあるそれを超えるなんてあり得ないと思ったのだろう。

豪炎寺「土門の言う通りだ。オレもヤツらと戦ったことがある。空中戦だけなら、帝国をも凌ぐ」

少林寺「そんなぁ……」

宍戸「ドラゴントルネードが効かないかもしれないなんて……」

円堂「新、必殺技だぁーっ！」

唐突に発された言葉に、聖悟を含めたサッカー部一同は訝しげな顔をした。

円堂「新しい必殺技を身に付けるんだよ！

空を制するんだ！」

聖悟「この特訓、なんか意味あんの」

円堂「ああ、高さに慣れるためにな！」

聖悟「だからって学校になに消防車入れてきてんだよ。何処のだよ、これ」

円堂「細かいこと気にし過ぎてたらダメだぜ？何はともあれ、特訓だ！」

聖悟「…………」

無意味に等しいそんなことを、何故するのか。