99話 療養中 ページ10
翌日 自室
風丸「だいぶ熱は引いたみたいだな」
温度計を見つめる風丸。そこには36.5℃と示されていた。
(ｺﾝｺﾝ
冬花「失礼します。風丸さん、月愛ちゃんの具合どうですか？」
風丸「ああ、久遠か。だいぶ良くなってきたよ。
アメリカ戦はどんな感じだ？」
冬花「後半に入ったばかりで、まだわからないですね。
あ、これ、月愛ちゃんが目覚めた時のおかゆです」
風丸「ああ、助かるよ」
冬花「いえいえ！それじゃあ失礼します」
(ﾊﾞﾀﾝ
風丸「月愛…。早く目覚めてくれよ…」
ん？風丸の声が聞こえる…。
ここは、夢？いや、ここは……。
『…か、ぜ、まる？』
風丸「！！ 月愛！起きたのか！」
『…ふふ、おはよう、風丸』
風丸「おはよう。すいぶん寝坊助さんだな」
私は時計を見つめる。
『そうみたいだね』
風丸「具合はどうだ？どこか悪いところはないか？」
『うん、大丈夫みたい。心配かけてごめんね？』
風丸「全くだ…。でもまぁ、元気でよかったよ」
『もしかして、私が目覚めるまで看病してくれたの？』
風丸「当たり前だろ。彼氏なんだし。
それに、久遠も頻繁にお前の様子を見に来てたぞ？」
『冬花ちゃんが？』
風丸「ああ。さっきもお前にって、おかゆを持ってきてくれたよ」
『冬花ちゃんにはいつもお世話になりっぱなしだな…(笑)
そうだ、試合どうなったの？』
風丸「実は__________」
…………
………………………
『_____そう。それで今、みんなでアメリカ戦を見てるのね』
風丸「ああ、この試合で俺達が決勝トーナメントに行けるかが決まるからな」
『ろくに体調管理ができないなんて、選手失格だわ。
それにみんなに心配かけた。ごめんなさい』
風丸「月愛のせいじゃない！俺達がまだ月愛に頼りすぎていたんだ！
この負けは、誰のせいでもない」
『そうね、誰のせいでもない。みんなの実力不足、ってところかしらね。
もちろん、私も』
風丸「…そうだな。
強くなろうな、月愛」
真剣な目で私を見つめる風丸。
『ええ、もちろんよ！サッカー大好きですから！』
満面の笑顔で答える。
風丸「ｯ/// 月愛、もうちょっと近づいて？」
『え？うん、いいけど((chu』
気がついたら、風丸の顔が目の前に。
風丸「心配させたお返し//」
風丸はぷいっと後ろを振り向き言った。
『…// うん、気をつけます』
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アリス(プロフ) - Lunaさん» はい！楽しみにしてます！！ (2018年3月23日 18時) (
レス) id: ed1ad449ae (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！更新頑張ります(｀・ω・´)ゞ (2018年3月23日 17時) (レス) id: 10749a92aa (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 物凄い面白いです！！悪魔と天使。。。魔界。。。いい響きだぜ☆更新頑張って下さい！! (2018年3月21日 22時) (レス) id: ed1ad449ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2018年3月5日 18時
