122話 ザ・キングダムの闇 ページ36
『あ、いた！坊や！』
子供「！ おねぇちゃん！？」
ボールを見つけたあと、二人の姿を発見。
『ほら、約束のボール』
ボールを子供へ渡した。
子供「わ！僕のボール！ありがとうおねぇちゃん！」
『どういたしまして(ﾆｺｯ』
少年「なにか、用か？」
円堂「ロニージョに会いたいんだ。どこにいるか知らないか？」
少年「さぁな」
鬼道「さっきの男達は何者だ」
少年「……」
土方「ガルシルドめって言ったよな？自分達の監督をそんな風に言うのは変だぜ」
円堂「ロニージョが、負けてくれと頼んできたことと、何か関係があるのか？」
少年「なに？ロニージョが？」
驚いた顔をする少年。
『その様子だと、知らなかったみたいね』
少年「ロニージョのやつ、そんなに追い詰められていたのか…」
子供「くっ、にぃちゃん達がこんな苦しい思いをしているのは、ガルシルドのせいなんだ！！」
「「『！？』」」
円堂「どういうことなんだ！」
子供「騙されたんだよ！」
基山「騙された？」
円堂「話してくれないか？」
一瞬ためらった様子だったが、口を開いてくれた。
少年「…ガルシルドは貧しくて困っていた俺達にサッカーをするための場所やお金をくれて、家族にも仕事を与えてくれてた」
『あら、結構いい人？』
少年「でも、逆らったり試合でミスをしたら、厳しいバツを受けるようになったんだ。俺達の家族にまで…」
土方「なに！？」
『じゃなかったわ。前言撤回』
少年「ガルシルドは自分の作戦通り、完璧に勝つことを要求した。ミスは一切許さない。だから……」
基山「選手への負担が、ものすごく大きいのか…！」
少年「すでに2人がオーバーワークで動けなくなっている。このままでは、二度とサッカーが出来なくなるやつもでてくる！」
ーーーこのままじゃ、みんながボロボロに！！
円堂「そうだったのか、ロニージョ…」
少年「ロニージョが君たちに負けてくれと言ったのは、君たちが強い相手だと思ったらからだ。
自分達が勝って、家族やみんなを守るために、自分のプライドを捨てて…！」
土方「家族を守るためって？」
少年「バツは家族にまでって言っただろ？もし、試合に負けてしまったら俺達も家族もどうなるか…」
『そんな…。それじゃまるで人質じゃない！！』
鬼道「そんなことを自分たちの選手に…」
基山「選手を道具としてしか思ってないのか！」
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アリス(プロフ) - Lunaさん» はい！楽しみにしてます！！ (2018年3月23日 18時) (
レス) id: ed1ad449ae (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！更新頑張ります(｀・ω・´)ゞ (2018年3月23日 17時) (レス) id: 10749a92aa (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 物凄い面白いです！！悪魔と天使。。。魔界。。。いい響きだぜ☆更新頑張って下さい！! (2018年3月21日 22時) (レス) id: ed1ad449ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna | 作成日時：2018年3月5日 18時
