イナホの探偵社日記三冊目【依頼リクエスト募集中！】

マッくんとピエロタイムその２７ ページ43

…という訳だった。(は？と思う人はその２６を見てね！by萌月姫)

USAピョン「…これって、息抜きダニか？途中から見た人は絶対に『あ、これってUSAに旅行に行ってるお話だ！サーカス観賞かな？女子会？』と、思ってるはずダニ。」

客席「ワーオ！ワンダホー！ファンタ―スティック！」

団長「センキュー！これから、席のお方の誰か二人にショーを手伝ってもらいます！」

イナホ「えぇっ！マジか！ワクワクすっぞ！」←

団長「来てもらうのは！そこの眼鏡の女の子と、白い女の子！さぁ、ステージへ！」

イナホ「き、ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!Aちゃん！行こ！」

フミちゃん「二人とも頑張って！」

ドロシー「応援していますわ！ファイトです！」

USAピョン「…A、イナホを頼んだダニ。」

他の客席の人々からの応援の声や、歓声、拍手に包まれながらも、ボクらはステージに向かう。

団長「緊張するかもしれないが、そんなに大した事はしないぞ。むしろ、簡単な事だし、フリーにやってくれ。まず、最初にするのは…」

奥の方から、背の高いボクのお姉ちゃんみたいなバニーガールの女の人がボールに乗って出て来た。その手には、杖とシルクハットがあった。

その人は、観客席に向かって大きく一礼すると、ボクとイナホちゃんに向かい合った。

団長「バニーガールのシルクハットから出るものを会場にばらまく＆自分もする！だ‼」

え、思ったより地味…でも、面白そう！

団長「ただし、ただばらまくだけではく、コレを使うのだ。」

団長の言うコレとは、バズーカみたいなやつ。誕生日のクラッカーみたいかも。

バニーガール「それではいきますよ？スタート！」

杖をシルクハットに向けると、中から飴玉や、スナック菓子、おもちゃ、風船、ボール、紙吹雪があふれ出る。

それをバズーカの中に入れ、思いっきりぶっ放す。繰り返す度に、客席も歓声に溢れる。

それが終わると、他のバニーガールさん達が出てきて、ボクらを衣装に着がえさせる。

ボクは、紺色と青のドレス、イナホちゃんはピンクと紫のセラピアーズの衣装そっくりの服。

シルクハットと杖を手にして、スポットライトの真ん中に立つ。

客席の笑顔に答えるのが楽しい。気がつけば、ボクもイナホちゃんも夢中でショーをしていた。

だがしかし。次のショーがあんな事になるなんて。あの時、断っていれば未来は変わったのかな…

団長「次は、とっておきのです！お楽しみにです！さぁ、来なさい！」

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