■小降りの雨の中■ 吹雪ＤＥ同い年♪ ページ8
あ「ぅーん……このくらいの雨なら平気かなぁ……」
あたしは空を見上げて、呟いた。
どんよりした曇り空。
たまにぽつぽつと音を立てるくらいの、小雨が降っている。
傘は持ってるけど……差すほどじゃないな。
あたしはそう悟って、歩き出した。
あ「……」
時折冷たい感触が、頬を撫でる。
やっぱり、傘を差した方がよかったかな……
と、その時、今まであった冷たい感触が突然消えた。
あたしは、後ろを振り向く。
吹「…濡れてるよ？」
あ「ぅん。 このくらいなら大丈夫かなって。」
あたしの後ろには、心配そうに首をかしげている吹雪くんが、
傘を持って立っていた。
でもあたしは問題ない、と言うように、微笑む。
吹雪くんは、あたしのクラスメイトかつ、彼氏。
中学に入ってすぐ付き合い始めたから…かれこれ一年経つかな。
そう考えてみると、長いのかも……
吹「でもさ、Aが風邪引いたら困るし。」
あ「大丈夫だって。 あたし、丈夫だから！」
吹「Aは昔から、一度首を横に振ったら、絶対にうん、とは
言わない性格だよね。」
あ「…何でそんな話になるのかな？」
昔から、と言っても、あたしと吹雪くんが始めて会ったの、
三年前くらいだよ？
そして、今の会話から、何でこんな話に……；
吹「いや、僕達も付き合って一年になるんだなぁと思ってさ。」
あ「…そうですねー。」
吹「…あれ？ A、傘持ってるじゃん。」
遠い目をする吹雪くんに、棒読みで答えるあたし。
すると、吹雪くんは今更のように、あたしの右手の傘に目を向けた。
あ「あぁ、うん。 …でも、吹雪くんの傘に入ってた方が、幸せ。
このままでも…いい？」
あたしは、素直に思ったことを口にする。
ずっと、このままでいたいな……
吹「…いいけど、このまま、僕の家ね？」
あ「な、何で！？」
吹「ちゃんと、タオルで体拭こ？ 風邪引いたら困るって言ったでしょ？」
あ「わかってるけど。 …別に、吹雪くんの家じゃなくてもよくない？」
吹「…ほら、色々都合いいからさ♪」
あ「うわ、何か変なこと考えてるよこのひと！」
こうして、吹雪くんの家に連れて行かれたあたしでした……；
決して、変なことはしてないからね！///
■ＥＮＤ■
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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あか(プロフ) - イナボカlove＞ありがとうございます！すみません、この小説は完結しているので、もうリクは募集しておりません；； (2012年9月8日 20時) (
レス) id: 169d48cd7d (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>けっしょうｓ♪了解です！ここにはもう書けないので、新しい占いの方に書きますね！ プレイリストから見てください^^ (2010年10月2日 20時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>瓜葉ｓ♪有り難うございます！凄く嬉しいですっ＞＜ >>ポプリンｓ♪はい…みんなのリクエストを書いていたら、こうなりました(笑) 人気者ですね、キャプテン！ｗｗ (2010年9月24日 19時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
ポプリン - 円堂君が多いですねェ〜（*^_^*） (2010年9月22日 20時) (レス) id: 04b4beda3a (このIDを非表示/違反報告)
凪葉 - すんごくおもしろいです！ (2010年9月21日 18時) (レス) id: 4b659af7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akanekazemaru
作成日時：2010年3月27日 20時
