■真冬のマラソン大会■ ヘラＤＥ後輩♪ ページ46
あ「ふひぇ〜……寒っ」
あたしは体を震わせた。
今日は、マラソン大会という名の体育の授業。
といっても、今日はこれだけで、これが終わったらすぐ家に帰れる。
皆はそれを期待しているのだ。
あたしも、そうだったのだけれど。
あ「何でこんなに寒いわけ！？」
今日はあいにく、真冬と言ってもいいくらい寒い。
それは、あたしの日ごろの行いが悪いからなのかな、と思う。
だって、昨日は日焼けするくらい暑かったのに。
あ「もー、嫌ぁ……」
女「Aー、スタートするよ？」
あ「嘘っ、やだ！」
先「じゃ、行くぞー。 スタート！」
あ「やー！」
あたしは叫びながらも、仕方なく走り出す。
女子の方が早くスタートするので、男子は後ろからやってくる
かたちになる。
でも、そのとき。
あ「……ぁ、れ？」
女「ちょっと、A！」
視界が――暗転、した。
あ「……ん」
???「起きたか」
あ「…へら、先輩？」
ヘ「あぁ。 A、貧血か？」
あ「…分からないです」
ヘ「だろうな。 ここは学校の保健室だぞ。
A、いきなり倒れたんだ」
あ「嘘……」
ヘ「俺としては、好都合だがな」
あ「……へ？」
よく、聞こえなかったよ。
もう一度、言って？
ヘ「好都合だと、言ったんだ」
あ「…何で、ですかぁ」
ヘ「俺が、Aのことを好きだから」
あ「……へ」
また、聞こえない。
頭がくらくらしてるのかなぁ。
へ「…本当に、お前は。 そんなところも、可愛いよ」
あ「先輩、からかわないでください」
へ「からかってなんかいないよ。 俺は、Aが好き」
あ「……先輩」
あたしはそっと、ベッドから起き上がった。
まだ、頭がずきずきと痛んだけれど。
あ「……あたしも。 好きです」
くらくらした頭を持ち上げ、口に出したのはそんな言葉。
多分、起きたときには相当後悔するかも。
それでも、ヘラ先輩のことが好きですと、あたしは言った。
そしたら、ヘラ先輩は。
にっこり笑って、あたしの唇を咥えた。
あ「……せん、ぱい」
へ「A」
そう言って微笑むヘラ先輩は、凄く凄く、綺麗だった。
■ＥＮＤ■
□焦らさないで□ 一之瀬ＤＥ同い年♪→←□頬に触れた□ アークＤＥ同い年♪
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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あか(プロフ) - イナボカlove＞ありがとうございます！すみません、この小説は完結しているので、もうリクは募集しておりません；； (2012年9月8日 20時) (
レス) id: 169d48cd7d (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>けっしょうｓ♪了解です！ここにはもう書けないので、新しい占いの方に書きますね！ プレイリストから見てください^^ (2010年10月2日 20時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>瓜葉ｓ♪有り難うございます！凄く嬉しいですっ＞＜ >>ポプリンｓ♪はい…みんなのリクエストを書いていたら、こうなりました(笑) 人気者ですね、キャプテン！ｗｗ (2010年9月24日 19時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
ポプリン - 円堂君が多いですねェ〜（*^_^*） (2010年9月22日 20時) (レス) id: 04b4beda3a (このIDを非表示/違反報告)
凪葉 - すんごくおもしろいです！ (2010年9月21日 18時) (レス) id: 4b659af7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akanekazemaru
作成日時：2010年3月27日 20時
