□頬に触れた□ アークＤＥ同い年♪ ページ45
あ「アーク…！」
ア「ふぇ、Aなに」
あ「……そんなこと言ってられるの、今のうちよ」
ここは、授業中の教室。
それは、つまり。
先「ぐっすり眠っていたようだな」
ア「…す、すみなせん……」
先「次回からは許さないぞ」
アークは小さくなって、頷く。
そんなアークの姿が、少し可愛いなと思ってしまったあたしは馬鹿だろう。
でも、こんなアークが見られるなんて、相当珍しいことなのだ。
するとチャイムが鳴って、先生が出て行く。
あ「どうしたの？ アーク」
ア「いや……昨日さ、俺Aに数学のプリント渡したよな？」
あ「……ぁ」
ア「俺、そのこと忘れてて。 家中プリント探し回っちゃったんだよ」
あ「……」
ア「……A」
あ「はい」
あたしは素直に返事をする。
目を細めたアークは、数センチの距離まで顔を近づけた。
ア「……俺の、プリント。 忘れたなんて、言わないよね？」
あ「……ごめんなさい」
ア「A、一回死ね!!」
アークは普段はおとなしく、知的なオーラを出しているのに、
一度怒ると、すぐ死ねと言う。
言った後はすぐにいつものアークに戻るのだけれど。
それは、数少ないアークの癖の、ただひとつで最大の悪いところだと思う。
ア「ぁ、俺、また言った？」
あ「言った言った。 あたし今まで何回言われたことか……」
ア「しょうがないだろ、幼馴染なんだから」
あ「幼馴染ってだけで死ねは、酷いよ……」
ア「ごめんって、A。 代わりに、ちょっとあっち向いて」
あ「…何よ？」
あたしは言いながらも、素直にアークの指差す方を向いた。
すると、その時。
あ「――ひぁっ！？」
ア「へへー、Aのほっぺやわらかい♪」
あ「……っ……///」
いきなり感じた、頬に何かの感触。
それが――アークの唇だと分かるまでに、時間が掛かってしまった。
まさか、こんなこと。
ア「始めてでしょ、A」
あ「うっさいわね！ いきなりなんて、ずるい!!」
ア「やったもん勝ち♪」
あ「アークの馬鹿ぁぁぁぁああああ！！」
あたしは自分の頬を指差して笑うアークを、ひたすら
追いかけるのであった。
□ＥＮＤ□
■真冬のマラソン大会■ ヘラＤＥ後輩♪→←■お嬢様の愛の行方■ コーマＤＥ同い年♪
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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あか(プロフ) - イナボカlove＞ありがとうございます！すみません、この小説は完結しているので、もうリクは募集しておりません；； (2012年9月8日 20時) (
レス) id: 169d48cd7d (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>けっしょうｓ♪了解です！ここにはもう書けないので、新しい占いの方に書きますね！ プレイリストから見てください^^ (2010年10月2日 20時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>瓜葉ｓ♪有り難うございます！凄く嬉しいですっ＞＜ >>ポプリンｓ♪はい…みんなのリクエストを書いていたら、こうなりました(笑) 人気者ですね、キャプテン！ｗｗ (2010年9月24日 19時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
ポプリン - 円堂君が多いですねェ〜（*^_^*） (2010年9月22日 20時) (レス) id: 04b4beda3a (このIDを非表示/違反報告)
凪葉 - すんごくおもしろいです！ (2010年9月21日 18時) (レス) id: 4b659af7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akanekazemaru
作成日時：2010年3月27日 20時
