■季節は春の■ 霧隠ＤＥ後輩♪ ページ42
あ「次は勝つしっ！」
霧「ん、またやろーなー、A♪」
あたしは、意気込みのように言う。
さっきのはどう考えたってハンデなのに、許してしまうあたしも、
少し甘いのかなと思う。
それでも、こういう扱いをしてしまうのだから、しょうがない。
霧「Aー、あっちの方行こうぜ！」
あ「ひゃっ……」
あたしは思わず、小さく声を漏らす。
だって、霧隠くんがあたしの肩を抱いてきたんだもん。
ましてや今は、プールだし。
皆が水着なのは当たり前で。
ふたりの肌がくっついているのが分かって、何だか苦しい……
初「おい、霧隠。 くっつきすぎ」
霧「えー、何で？ 何で駄目なの？」
初「それは……いろいろあるだろ」
霧「いろいろってなに？」
初「……やっぱり、何でもない」
そこは引き剥がさなきゃ、あたしがどきどきして倒れちゃうじゃん！
けれど、霧隠くんのあの目で見られたら、あたしだって言えないもんなぁ。
霧「？ A、どした？」
あ「あー……やっぱ、何でもない」
霧「？」
初「な。 そうなるのが、普通」
初鳥くんは勝ったみたいに言った。
確かにね。
霧隠くんは、純粋すぎるよ。
霧「おっしゃー、A♪ 皆のとこまで競争しよう！」
あ「え…また！？」
霧「……駄目？」
あ「…わかったよ、やろう！」
霧「やった♪」
そう言って微笑む霧隠くんを見ると、やっぱりずるいなぁと思ってしまう。
こんな可愛い顔、あたしにはできないよ。
霧「Aー、早くこーい！」
あ「――あ、待って！」
霧「早く来なかったから、お仕置きー」
あ「ぇ？」
それは、一瞬の出来事だった。
頬に触れた、霧隠くんのやわらかな唇。
そんなの…そんなの。
霧「にー」
あ「……っ、霧隠くんの馬鹿！」
霧「Aだいすきー♪」
小動物みたいな可愛い声を出しながら、霧隠くんはあたしから
逃げるのだった。
ちなみにその時あたしは、だいすきの意味、分かっているのかななんて、
馬鹿なことを考えていたのだった。
■ＥＮＤ■
□海から聞こえる□ 綱海ＤＥ後輩♪→←□ふたりきりの恋物語□ 霧隠ＤＥ同い年♪
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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あか(プロフ) - イナボカlove＞ありがとうございます！すみません、この小説は完結しているので、もうリクは募集しておりません；； (2012年9月8日 20時) (
レス) id: 169d48cd7d (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>けっしょうｓ♪了解です！ここにはもう書けないので、新しい占いの方に書きますね！ プレイリストから見てください^^ (2010年10月2日 20時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>瓜葉ｓ♪有り難うございます！凄く嬉しいですっ＞＜ >>ポプリンｓ♪はい…みんなのリクエストを書いていたら、こうなりました(笑) 人気者ですね、キャプテン！ｗｗ (2010年9月24日 19時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
ポプリン - 円堂君が多いですねェ〜（*^_^*） (2010年9月22日 20時) (レス) id: 04b4beda3a (このIDを非表示/違反報告)
凪葉 - すんごくおもしろいです！ (2010年9月21日 18時) (レス) id: 4b659af7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akanekazemaru
作成日時：2010年3月27日 20時
