■お隣さん■ 風丸ＤＥ同い年♪ ページ34
風「おい……A」
あ「なに？」
風「なに、じゃない。 出てけ」
ここは、幼馴染の一の部屋。
あたしは、一の部屋に居候している。
風「勝手に住み込むなよ」
あ「住み込んでなんかないよ。 ちゃんと、夕方には帰ってるでしょ？」
風「そういう問題じゃない」
あたしがベッドに寝転がると、一は呆れたように、ため息を吐いた。
本当に、居心地がいいのよね、ここ。
そんなことを考えながら、一の本棚から漫画を取り出す。
風「ちょ、自分で買って読めよ！」
あ「いいじゃん、あたしも一に、漫画貸したことあるでしょ」
風「そういう問題じゃ……なく、ないか……」
一は言いかけ、あたしが正しいと気づいたように、声を小さくする。
あたしは勝ち誇ったかのように、漫画を読み始めた。
風「Aもさー、少しは遠慮しろよな。 一応、男子の部屋だぜ？」
あ「あれー、一って男子だったの？」
風「っうざ……いくら幼馴染だからって、それはないだろ……」
あ「あ、ちょっと！ うざいとか、言っちゃ駄目でしょーが」
一は聞こえていないと思っていたのか、うぐっと言葉を詰まらせる。
しっかり聞こえるような声量で言っていたわりには、
当の本人には自覚がないようであった。
風「A、わかってるんだろ？
俺が女っぽいの、気にしてるってこと！」
あ「わかってるよ。 でも、気にしてるなら、髪型のひとつでも
変えたらどうなの？」
風「ぅ……それは、その……」
あ「変えたくないわけね」
あたしははぁと、ため息を吐く。
一の見た目は女っぽいと言われるけれど、あたしはそれでもいいと思う。
一の性格は、びっくりするくらい、男らしいしね。
あ「いいんじゃない？ 顔も性格も女ってよりは」
風「それもう、オカマじゃねぇかよ！」
あたしがふざけて言うと、一は顔を赤くして怒る。
こういうところは、女のあたしでも敵わないってくらい、可愛いなと思う。
風「てかそろそろ、帰れよ？ A」
あ「んー……もうちょっと居る」
風「ま、いいけどさ。 Aのお母さん、心配すんぞ？」
あ「大丈夫よ、家なんてすぐ近くだし」
風「そういう問題じゃ、ないだろ」
一はそう、最後に一言呟いたのだった。
■ＥＮＤ■
□お泊りさん□ 風丸ＤＥ同い年♪→←□小さな教室□ 円堂ＤＥ同い年♪
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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あか(プロフ) - イナボカlove＞ありがとうございます！すみません、この小説は完結しているので、もうリクは募集しておりません；； (2012年9月8日 20時) (
レス) id: 169d48cd7d (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>けっしょうｓ♪了解です！ここにはもう書けないので、新しい占いの方に書きますね！ プレイリストから見てください^^ (2010年10月2日 20時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>瓜葉ｓ♪有り難うございます！凄く嬉しいですっ＞＜ >>ポプリンｓ♪はい…みんなのリクエストを書いていたら、こうなりました(笑) 人気者ですね、キャプテン！ｗｗ (2010年9月24日 19時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
ポプリン - 円堂君が多いですねェ〜（*^_^*） (2010年9月22日 20時) (レス) id: 04b4beda3a (このIDを非表示/違反報告)
凪葉 - すんごくおもしろいです！ (2010年9月21日 18時) (レス) id: 4b659af7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akanekazemaru
作成日時：2010年3月27日 20時
