□サッカーよりも、愛してる□ 円堂ＤＥ同い年♪ ページ29
チャイムの音がして、あたしは、訝しげにソファから立ち上がる。
円「よ、A！」
あ「…何？」
円「Aの家でなら、シたって問題ないだろ？」
あ「…馬鹿じゃないの？」
あたしがはっきりと言うと、守は眉を下げる。
その表情の変化がとても分かりやすいので、あたしは思わず笑ってしまう。
円「何でだよ？」
あ「正直言って守、馬鹿じゃない」
円「だけど！」
あ「そんなことを言ってるんじゃない」
あたしが守の後を継いで言う。
そんなことわかってる、とでも言うかのように、守は頬を膨らませる。
円「じゃ、何だよ」
あ「…とりあえず、入れば？」
円「いいのか！？」
嬉しそうに入ってくる守を見て、選択を間違えたかも、と思うあたし。
お母さんににやにやした視線で見られながらも、あたしの部屋へと向かう。
円「…Aの部屋、来たの久しぶりだな♪」
あ「そうねー。 ここ一ヶ月来てないんじゃない？」
円「ん、そうかも」
守は、懐かしい、と言うような瞳で、あたしの部屋を見回す。
あんまり見ないで欲しいんだけどな……
円「で、――A」
あ「……」
本題を切り出そうと、顔を近づけてくる守。
あたしは、目を細めて睨む。
円「…ヤッたら、駄目なんだろ？ キスは？」
あ「んー……まぁ……付き合ってるわけ、だし？ ちょっと、なら……」
円「本当か！？」
あたしがぼそぼそと言うと、守は目を輝かせる。
円「じゃ、目ぇ瞑って」
真剣な瞳。
いつもその瞳に浮かべる情熱の色が、嘘のように感じる。
それでも、守だから。
真剣な瞳も、情熱の色をした瞳も、守のものなんだなと、あたしは思う。
円「…A？ 目ぇ、瞑ってって///」
あ「…ぇ、あ？ ごめん」
思わず見入ってしまったあたしは、反射的に謝る。
そして、そっと、目を瞑った。
ちゅ――…
優しく、唇に触れる、この感覚。
そして。
あ「んっ……ぁ？」
円「……ん…A、」
守の舌が、あたしの口の中を撫でるように、優しく動く。
そして、唇が離れて。
あ「……守〜？」
円「……はい？」
あ「馬鹿野郎ぉぉぉぉおおおおおお！！」
優しく唇を交わしたと思ったら、大音響の怒声が響くような。
そんな、昼下がりなのでした。
□ＥＮＤ□
■ふたりでお弁当■ ヒートＤＥ同い年♪→←■サッカーよりも、大好きな■ 円堂ＤＥ同い年♪
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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あか(プロフ) - イナボカlove＞ありがとうございます！すみません、この小説は完結しているので、もうリクは募集しておりません；； (2012年9月8日 20時) (
レス) id: 169d48cd7d (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>けっしょうｓ♪了解です！ここにはもう書けないので、新しい占いの方に書きますね！ プレイリストから見てください^^ (2010年10月2日 20時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>瓜葉ｓ♪有り難うございます！凄く嬉しいですっ＞＜ >>ポプリンｓ♪はい…みんなのリクエストを書いていたら、こうなりました(笑) 人気者ですね、キャプテン！ｗｗ (2010年9月24日 19時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
ポプリン - 円堂君が多いですねェ〜（*^_^*） (2010年9月22日 20時) (レス) id: 04b4beda3a (このIDを非表示/違反報告)
凪葉 - すんごくおもしろいです！ (2010年9月21日 18時) (レス) id: 4b659af7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akanekazemaru
作成日時：2010年3月27日 20時
