■ふたりの先生■ 豪炎寺ＤＥ同い年♪ ページ20
あ「よーっし、準備ＯＫっと！」
今日は家庭科の授業で、シチューを作ることに。
あたしは勉強はほとんど苦手だけど、家庭科だけは得意なんだ！
あ「……ん？」
あたしがちょっと横を見ると、そこにはクラスでも
エリートと言っていいくらい頭がいいって噂の豪炎寺くん。
でも、その顔はどこか困ったような顔。
あ「豪炎寺くん？」
豪「…ぁ、何だ？ A。」
あ「どうしたの？ 何か…困ったような顔してるよ？」
豪「ぅ…… いや。 何でも、ない。」
絶対、おかしい。
いつも余裕があって、かっこいい豪炎寺くんがこんな顔するなんて、
よっぽどのことがあるに違いないと、あたしは推理した。
あ「何か隠してるでしょ」
豪「…っな、何も隠してない！」
あ「嘘だ！ 白状しなさい！」
豪「……」
すると豪炎寺は意を決したように、息を吸って、吐く。
そして…小さな声で、呟いた。
豪「……苦手なんだ。」
あ「ぇ？」
豪「調理実習とか…そういうの。」
あたしはその言葉に、目を丸くする。
何もかも完璧な豪炎寺くんにも、苦手なものってあったんだ……
あ「ぁ、じゃぁさ、あたしが教えてあげる！
あたし、こう見えても料理は得意だから☆」
豪「…いいのか？」
あ「もっちろん♪」
豪炎寺くんの問いかけに、胸を張って答えるあたし。
そして……A先生と豪炎寺くんのレッスンが始まったのでした☆
あ「ぁ、ここは弱火でじっくりね。」
豪「…このぐらいか？」
あ「駄目駄目、それじゃ強すぎ！」
豪「…はい。」
あたしが人差し指を立てると、豪炎寺くんはおとなしく火を弱める。
…そんなこんなで、シチューが完成！
おいしそうな匂いが教室じゅうに漂う。
あ「…ぅん、おいしい！」
豪「本当か？」
あ「うん！ よく頑張りました♪ でさ……」
豪「何だ、A」
あ「今度さ、このお礼として、勉強教えてね♪」
豪「…あぁ」
あ「約束！ じゃ、食べよっか☆」
あたしと豪炎寺くんが席に着く。
その時のシチューの味を、あたしはずっと、忘れないと思う。
ちなみに次の日から豪炎寺先生のスパルタ勉強会が始まり、
こってりと絞られていたあたしでした；
■ＥＮＤ■
□小さなお茶会□ ヒートＤＥ先輩♪→←□迷える少女と、皇子様□ 改ＤＥ同い年♪
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
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あか(プロフ) - イナボカlove＞ありがとうございます！すみません、この小説は完結しているので、もうリクは募集しておりません；； (2012年9月8日 20時) (
レス) id: 169d48cd7d (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>けっしょうｓ♪了解です！ここにはもう書けないので、新しい占いの方に書きますね！ プレイリストから見てください^^ (2010年10月2日 20時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>瓜葉ｓ♪有り難うございます！凄く嬉しいですっ＞＜ >>ポプリンｓ♪はい…みんなのリクエストを書いていたら、こうなりました(笑) 人気者ですね、キャプテン！ｗｗ (2010年9月24日 19時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
ポプリン - 円堂君が多いですねェ〜（*^_^*） (2010年9月22日 20時) (レス) id: 04b4beda3a (このIDを非表示/違反報告)
凪葉 - すんごくおもしろいです！ (2010年9月21日 18時) (レス) id: 4b659af7a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akanekazemaru
作成日時：2010年3月27日 20時
