洗脳強くただひたすらもがく、苦しむ[闇入り一周年記念作品]

悟られぬように ページ4

『そうなのですね！あ！！私の名前はまだ言っておりませんでした・・・わたくしの名前はダチュラ、と申します』

ケチャ「ダチュラ？・・・その姿は鬼、だよな？和には合わない名前だな？」

『はい・・・なぜかこのような名前なのです、きっとこの名前を付けたクリエイターは、花好きだったのではないのでしょうか』

ケチャ「あー・・・なんでそこで花が出てくるんだ？」

『ダチュラという花があるのですよ、その花言葉は偽りの魅力、だった気がします』

ケチャ「随分とまぁ詳しいんだな」

『えぇ！花は好きです、それぞれ個性があり競い合わないので・・・自分と似ているような花を見つければなんだか気分が良くなるんです！どうですか？オリジナルさんも、時間があれば自分の好みでも、自分に合うような花、対になる花を探してみてはどうでしょう？とてもいい暇つぶしになりますよ』ｸｽｸｽ

悟られぬようにいつもと違う、ケチャじゃなくてオリジナルと呼ぶ

名前だって、今考えた

ダチュラ、この花は私が好きな花

偽りの魅力

・・・もっと言えば、だが

気づいてほしいのだ

この(ダチュラ)偽りに

あの子の偽りの魅力に

ケチャ「そうか・・・まぁ、そうだな、じゃあたまにはやってみようかね・・・んじゃあ、旅してるんだろ？それじゃあ、またがあるかわからないが・・・」

『きっとありますよ、だってここを拠点としているので！』

ケチャ「そうか、それじゃあまた会おうぜ？今度は旅の話とかも聞かせてな」

『もちろんです、オリジナルさん・・・では、また』

ケチャ(不思議な奴だったな・・・てか中性なのか？・・・声も姿も話し方もわかりにくい)

『あぁあと、ゆめあさんを知っておられますか？』

ケチャ「あー・・・ゆめあ？すまないが知らないな・・・」

『・・・そうですか、少し残念です』

ケチャ「なんでだ？」

『いえ！少しあってみたくて・・・あぁ、あともしゆめあさんがきたら教えてくださいますか？わたくしが借りているマンションのポストにでも入れておいていただけると光栄です。それでは』

ケチャ「あぁ・・・」


ケチャ(ゆめあ、か・・・少しだけ、気を付けてみるか)



あぁ・・・自分を偽るのは久しぶりだ

あえて声も口調も中性よりにしたが・・・それも、もしゆめあが来た時に女だからという理由で疑われては困るからだ

『・・・見た感じ、ケチャは・・・オリジナルさんは平気そう、か』

少し不信を抱きながらベランダから星を見た。

想像以外で想像以内→←君は言った

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