なんだかなぁ… ページ8
伊野ちゃんが前にいる。
でも、伊野ちゃんは覚えていない。
俺だけが勝手に喜んで、勝手に悲しんで…
バカみたいだなー…俺。
今日は授業なんて受ける気力もなくて。
机に伏せた。
しばらくして誰かに体をつつかれたから顔を上げると
伊野ちゃんだった。
もしかして!思い出してくれたのかな!?
なんて考えていても
伊「大丈夫…?ごめんね、起こしちゃって…ただ、プリント回してただけだから。」
そう言われた。
ハハッ!そうだよな!
思い出してくれるわけがない!
なんだかなぁ…
俺の知らない伊野ちゃんで…
俺の知らない伊野ちゃんがそこにいる。
再会できて嬉しいはずなのに、俺は素直に喜べない。
他の人ならもっとフレンドリーに話しかけれるのかな…?
−−−−−−−−
休み時間になった。
山「大ちゃん、そろそろ元気だしなよ。なんか、気持ち悪いよ」
有「なんだよ!!気持ち悪いって!!俺、もうダメかも…」
山「大丈夫!?救急車呼ぼうか!?」
有「バカ!そんなんじゃねーよ!」
はあ…山田は頑張って気を逸らそうとしてくれてんだよな。
でも、今日は無理っぽい。
伊野ちゃんがいなくなった日より、今日の方が何倍も辛い。
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あぽろ(プロフ) - すごく面白いです!!!!!!更新楽しみにしてます頑張ってください!! (2018年5月2日 20時) (レス) id: 45c25e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピカる | 作成日時:2018年5月1日 1時