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おかしい ページ48

なんで…俺のことだけ覚えてないの?


俺だけ?母さんのことは覚えていて俺のことは覚えてない…?


有「ねえ、伊野ちゃん…俺の、母さんのこと覚えてるの?」

伊「ん?うん。てか、大ちゃんのお母さんだったんだね。」

有「どういうこと…?」

伊「いや、誰かと、遊んでる近くにいたのが大ちゃんのお母さんだった記憶はあるんだけど、その遊んでる誰かの顔が真っ黒に塗りつぶされて誰かわからなかったんだ…」

有「そんなことってあるの…?」

伊「うん…あれ、大ちゃんだったんだ…」


何で俺のことだけ、伊野ちゃんがこの2年で忘れてしまったのは唯一俺だけ…

なんで、何でなの…

有「ねえ…伊野ちゃん…」

声が震える。

その瞬間…

伊「いたっ…」

伊野ちゃんが頭を抱えた。

有「伊野ちゃん!?大丈夫!?」

伊「はは…ごめんごめん、もう治った。
たまになるんだ、でも、この頭の痛みは大ちゃんの過去の話とか、大ちゃんと話してる時だけみたいなんだ。体が、大ちゃんとの過去を思い出させないようにしてるように…」

有「な…んで…何で俺だけなの!?」

伊「大ちゃ…」

有「俺が…伊野ちゃんと一番仲よかったのに…俺が一番伊野ちゃんの隣にいたのに…俺が…一番伊野ちゃんのこと知ってるのに…」

伊「大ちゃん…」

有「俺が一番伊野ちゃんの帰りを楽しみに待ってたのに…なのに…帰ってきたと思ったらさ…俺のことだけ覚えてないし…意味ワカンねぇよっ!……っうぅ…なんで…」

流したくないのに、涙が溢れる。

あまりにも不公平すぎるよ…

神様は俺に意地悪してばっかりだね。

伊野ちゃんは俺の背中をさすりながら口を開いた。

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あぽろ(プロフ) - すごく面白いです!!!!!!更新楽しみにしてます頑張ってください!! (2018年5月2日 20時) (レス) id: 45c25e2e4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピカる | 作成日時:2018年5月1日 1時

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