夏祭り 6 ページ46
やっと2人で前を向いた頃、
バァーンと大きな花火が上がった。
伊「間に合ってよかったね」
なんて言っていたら
『これにもちまして、花火大会、終了です。お手持ちの荷物は……』
とアナウンスが入った。
有「終わっちゃった…」
伊「ね、ゴメン…全然見れなかったね…」
有「ううん、一回見えたし、それ以上に楽しい思い出、できたから。すごい楽しかった!」
伊「大ちゃん…そうだね、俺もすごい楽しかった。」
有「よし、花火も終わったし、そろそろ帰ろっか?」
まだ帰りたくないけど…
伊「ちょっと…待って…」
俺が立った瞬間、伊野ちゃんに腕を掴まれた。
有「伊野ちゃん?」
伊「え、あー、いや、ほら!まだ人多いし、落ち着いたら帰ろう?」
なーんだ、まだ帰りたくないって言われるのかと思った。
まあ、伊野ちゃんらしくていいけどさ、
有「うん、そうだね、そうしよう!たこ焼きまだ残ってるしね」
伊「うん。ほら!大ちゃんの大好きなたこ焼きだよ!はい、あーん」
有「何だよ急に!笑笑、あーん…」
照れるなこれ…勢いに任せて行ったけど…
伊「どう?おいしい?」
有「ふふ、冷めてる笑笑」
伊「やっぱりか…」
有「でも美味しい。」
たこ焼きは、冷たいけど美味しくて、あったかい味がした。
97人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あぽろ(プロフ) - すごく面白いです!!!!!!更新楽しみにしてます頑張ってください!! (2018年5月2日 20時) (レス) id: 45c25e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ピカる | 作成日時:2018年5月1日 1時