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夏休み 4 ページ38

………

有「終わったぁぁぁ!!」

伊「お疲れ、大ちゃん。」

有「本当にありがとう!伊野ちゃん!伊野ちゃんいなかったら夜までかかってたよ!」

伊「大ちゃん頑張ったからね。偉い偉い。」

そう言ってまた伊野ちゃんは頭を撫でた。


有「な、何だよ!子供みたいに扱って!」

伊「ふふ、大ちゃん可愛いなぁって思ってつい。ごめん」

有「なっ…」


かわいい!?伊野ちゃん俺のこと可愛いって!?


俺は照れてるのを隠そうと頭を下げた。

伊「ん?どしたの?帰ろ?」

有「う、うん。」

伊「どした?具合悪い?顔上げて?」

有「い、や、大丈夫だから…」

伊「全然大丈夫そうじゃないよ…ほら、顔上げて…」

伊野ちゃんに頬を両手で掴まれる。

ぐいっと顔を上げられてしまった。


有「っ……」

伊「だ、大ちゃん?顔、真っ赤だよ?具合悪いの…?」

有「な!何でもないから!元気だから!」


俺はあまりにも伊野ちゃんの顔が近すぎて離れた。


伊「なんか…ごめん…」

有「なんで、伊野ちゃんが謝るの…?何も悪いことしてないのに…」

伊「なんか、また大ちゃんのこと泣かしそうで怖くなっちゃった。」

有「そんな…気にしなくていいのに…」

伊「うん…なんかね、大ちゃんに触れちゃうと大ちゃん消えちゃうんじゃないかって思っちゃうんだよね…」

有「な、何だよそれ!俺はどこにも行かないよ!笑笑」

伊「そ、そうだよね!ごめんね!変なこと言っちゃって!」

有「本当だよ!ほら!帰ろう?」

伊「うん…」


変な伊野ちゃん…

俺たちは隣同士で歩いているはずなのに、伊野ちゃんと距離を感じてしまう。

すぐそばにいるのに…

少し距離がある中、俺たちは肩を並べて帰った。

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あぽろ(プロフ) - すごく面白いです!!!!!!更新楽しみにしてます頑張ってください!! (2018年5月2日 20時) (レス) id: 45c25e2e4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピカる | 作成日時:2018年5月1日 1時

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