もう一度… inar

夏休み 2 ページ36

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DEAR.山田

山田…俺、終わりそうにない…


よかったら来て…教えて…助けて…

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少しするとすぐに既読がついて

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はぁ！？マジで！？

てか、俺に教えてって、俺に頼むことじゃないよね？

よし、分かった。最大の助っ人を送ってやる。


じゃあな、頑張れよー。バイビー。

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はぁ！？何だよ山田！？裏切る気か！


ん？でも、最大の助っ人って誰だ？


そんなことを考えていると

先「おい！有岡！何をしてる」

有「はい！？え、プリントやってます！」

先「……そうか、まあいい、」

有「はぁ、」


先生こわーって…

危なかったぁー…


そんなことしてると…

先「お？どうした伊野尾？」

伊「あ、大ちゃんに勉強教えに来たんです。」

先「まぁー、良かったな有岡、いい友達がいて。じゃあ、頼んだぞ伊野尾。」

伊「はい。」

有「え！？先生どこ行くの！？」

先「俺もな、暇じゃないんだ。」


そう言って先生は出て行った。


てか、助っ人って！！伊野ちゃんかよ！！

何だよ山田！先に言っとけよ！！


心の準備が…


伊「大ちゃん…？何独り言ブツブツ言ってんの？」

有「あ？え？あ！いや、何でもない…」

伊「じゃあ、早速始めようか？」

有「あ、いや、伊野ちゃん、いいの？」

伊「ん？何が？」

有「今…夏休みだよ…？わざわざ俺のために…」

伊「大ちゃんだから来たんだよ。」

有「え…それはどういう…」

伊「ほら！やるよ！こんなペースでやってたらおわんないよ！」


伊野ちゃん…

俺のために…？


俺はその言葉が嬉しくて頑張った。

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