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文化祭 7 ページ34

グイグイっと俺の腕を引いて行く伊野ちゃん。


何も喋らない。


有「あの…い、伊野ちゃん?」


すると伊野ちゃんが止まった。

伊「大ちゃん、ごめん…」

有「え…」

伊「ごめん、一人にして…探してくれてたよね?ごめんね…ほんと」

有「いや!違うよ!俺も勝手に動いちゃって…」


ぎゅっ…

その瞬間伊野ちゃんに抱きしめられた。

伊「はあ…よかった…見つかって。本当に心配した…」

有「いのちゃ……」

伊「ごめんね…また一人にしちゃって…」


またって…2年前伊野ちゃんが急に消えた時のこと…?


伊野ちゃん覚えてないのに…


有「伊野ちゃん…大丈夫だよ。」

伊「うん……。よし!じゃあ、フランクフルト食べよう?」


有「え!あ、うん。」

伊「ごめん、だいぶ時間たって冷めちゃった…笑笑」


有「ふふ、いいよ!おいしい。」

伊「そうだね、おいしいね笑笑」


本当に美味しい…

普通こんなに冷めてたら美味しくないはずなのに、伊野ちゃんと食べてるだけで何でも美味しいよ。


有「結局今日、どこに回れなかったね笑笑」

伊「ごめんね…もっと回りたかったよね?」

有「ううん!全然。これもいい思い出だよ!」

伊「そっか…」

有「あ!そうだ!伊野ちゃんミスターコン出ないの?」

伊「ん?なにそれ。」

有「この学校で一番カッコいい人を決めるイベントだよ!」

伊「えー?俺が?出れないでしょ笑笑」

有「出れるよ!!」

伊「え?」

有「だって、カッコいいじゃん!!」

伊「え…」

有「え、?あ!いや…その…!」

伊「ふふ、大ちゃんの気持ちだけで十分だよ。笑笑」

有「え、あ、そっか」

勿体無いなぁこんなにかっこいいのに…

伊「な、なに?」

有「え!?いや、何でもないよ…」

伊「もしかして大ちゃん、俺に惚れた?」

有「は!?え、?やっ、」

伊「はは、嘘だよ!ほら、行こう?」


伊野ちゃんは、俺なんかよりも一つ上手みたいだ。

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あぽろ(プロフ) - すごく面白いです!!!!!!更新楽しみにしてます頑張ってください!! (2018年5月2日 20時) (レス) id: 45c25e2e4b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピカる | 作成日時:2018年5月1日 1時

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