拝啓 2 ページ23
ある日の手紙を見た。
これは…
中三の夏休みか…
−−−−−−−−
拝啓 伊野尾様
今日は、暑いですね。
明日は夏祭りです。
俺、あなたを探しに行きます。
どこに居るかなんてわからないけど…
なんだか会える気がするんです。
夏祭り、あなたも来てたらいいななんて…
敬具
−−−−−−−−
この日…確か…
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
有「あちぃー！」
母「大貴！宿題やったの！？」
有「うん、やったやった。じゃあ、祭り行ってくるー。」
母「ちょ！大貴！全然終わってないじゃない！！」
そんな母さんの声を無視して俺は伊野ちゃんを探しに行った。
河川敷に向かう途中、
人だかりに入っては伊野ちゃんのことを探した。
昔も、伊野ちゃんと2人で来たなぁ…
伊野ちゃん、あの時、服にかき氷めちゃめちゃこぼしてたんだよね…笑笑
そんなことを思い出しながらかき氷屋の前に行った。けど、伊野ちゃんはいなかった。
伊野ちゃんと初めて行かなかったお祭り。
花火が上がる。
去年、伊野ちゃん花火の音にびっくりしてたこ焼き落としてたんだっけな…
ドジだなぁって言ってそこから…そこから…
花火は綺麗なはずなのに、
俺には色が付いてなくて…
楽しいお祭りのはずなのに、
1人だけ泣いていた。
有「ふっっ………うぐっ……伊野ちゃん……会いたいよ…！一緒に……かき氷とか…食べようよ…！伊野…ちゃ…」
俺は涙が止まらずに走って家に帰った。
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あぽろ(プロフ) - すごく面白いです！！！！！！更新楽しみにしてます頑張ってください！！ (2018年5月2日 20時) (
レス) id: 45c25e2e4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピカる | 作成日時：2018年5月1日 1時
