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16:スイートレストラン 降谷side ページ16

その後、談笑していたら大体20:15になる頃に1人の綺麗な女性が入ってきた。
シンプルなモノトーンコーデだが、見るからにブランド物のように見えなくもない。

そしていちばん驚いたのが、、、
「遅くなってしまい申し訳ございません…!!」

無表情と聞いていたが、思いっきり表情筋が動いて感情が見えていることだ。チラッと長官の表情を盗み見たら、少し驚いたような顔をしていた。


今の時刻は20:15、僕は長官に「20:00〜」と言われていたがお嬢様は「20:30〜」と言われていたなと頭の片隅にあったものを思い出した。
お嬢様の申し訳なさそうにしている顔に、僕はいたたまれなくなって軽くフォローした。

「まだ、時間よりは早いんです。むしろ、僕たちが早く着いていただけなので気にしないでください!」

そう言うやいなや、長官はお嬢様を席へ促し僕にもお嬢様にも座るように言った。その後お見合いはスタートした。

「本当に、遅くなってしまい申し訳ないです。。父から何か聞いていらっしゃるかと思いますが、東玲と申します。本日はよろしくお願いします。」

待て、僕は何も聞いていないぞ、、?下の名前が一緒だと、、?まあ、後ででいっか。

「ご丁寧にありがとうございます。僕は降谷零です。よろしくお願いします。」

僕も軽く自己紹介をして、そのあとは談笑した。



21:00頃になる。東さんは長官が出ていったことを確認すると、自身の首元や襟元を僕との会話を切らさないように続けながらまさぐり始めた。
長官はホテルのエレベーター内で「服の裾に盗聴器を仕掛けた」と仰っていた。普通に考えれば首元襟元には何も無いはずである。しかし、そさうつ長官が離席する際に東さんの肩を軽く叩いてから離席したので、なにかつけたのだろう。
結果的には、本当に盗聴器が出てきた。

東さんはその場にあった紙に何かを書いて、渡してきた。

その内容は、盗聴器を聞いてる長官をはめるものだった。
少し面白かったので、やって見ることにした。僕は少しにやけ顔で頷いた。

17:作戦開始 降谷side→←15:後悔 降谷side



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紅葉楓(プロフ) - 紅音時 楼寿さん» 楽しみにしていただいてありがとうございます!応援、励みになります!これまでよりゆっくりになってしまいますが、これからも更新し続けます!頑張ります!!! (4月10日 22時) (レス) id: 68bcdf560e (このIDを非表示/違反報告)
紅音時 楼寿(プロフ) - いつも楽しみにしています!更新頑張ってください♪ (4月9日 8時) (レス) @page27 id: 4c57eb2496 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉楓 | 作成日時:2024年3月5日 15時

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