Only you (ページ9)

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fk ページ9

fk side.

2017年8月4日

「おはよ」

sk『おはよ！昨日はありがとう！』

家を出て横を見ると

昨日と変わらず笑っている佐久間

ほんとびっくりするくらい

近くにいるよな

「今日は何すんの」

sk『今日はですね〜！公園！』

「またなんで公園」

sk『あ、でも公園っていっても

ここから離れたおっきい公園！』

歩くこと40分＿＿＿

sk『着いた〜！』

坂道を登って着いたのは

見渡すかぎりのひまわり畑

「いや女子かよ。おまえ笑」

意外なセレクトに笑ってしまう

sk『えぇーーそんなことないってば･･･

でもほら！綺麗でしょ？』

そう言って駆け出す佐久間

昨日も見たな
これ

俺と変わらないくらい背丈があるひまわり

佐久間は隠れてしまっている

「ははっ！佐久間ちっこいから隠れちゃってるよ笑」

sk『ちっこいって言うなー！ふっかだって大して変わんないだろ』

そして、ひまわり畑を抜けると

次は一面にシロツメクサやクローバーが

sk『すっげー！』

またもや駆け出す佐久間

犬か笑

sk『おーいふっか！こっち！』

そう言って駆け寄ると佐久間は

はいこれと

頭にシロツメクサの冠をのせた

「え、俺そういうタイプじゃねぇけど」

sk『1回やってみたかったシチュエーションなんだよねー

ま、相手がふっかは想定外だけど笑』

「そりゃそうだろ。好きなやつとかにあげろよ」

sk『んーでも佐久間さん好きな人いないし･･･

ふっか受け取ってよ！』

「じゃあ俺も作る」

なんて柄にもないことをしてしまう

その間佐久間は別の花を触っていた

「なにしてんの？」

sk『･････････花占い。ふっかに友達できるかなって』

「別に俺にはもう佐久間がいるし」

やべ
なんか恥ずい

sk『････････････うん。そっかそうだよね。

俺ら友達か。

よし！

ふっかの友達第1号は俺だな！！』

「でも佐久間の第1号は俺じゃないだろ？」

sk『そんなことない。ふっかは俺の友達第1号だよ』

いつの間にか佐久間との関係が居心地が良くなっている自分がいて

お互い1番だな

と笑いあった

──────────

こんな時間がずっと、ずっと続けばいいと思った。