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初めまして ページ16

練習も順調に進み、夜


マネージャー達は少し早めに夕食の準備に取りかかった


「じゃあ今日はカレーを作ろっか」

かおり先輩が指示を出し、5人で料理をしていく


私は野菜を切る担当だ


今回の合宿で2年生のマネージャーは私だけ


先輩に話しかけていける勇気もなく、黙々と野菜を切る


「おぉ〜、手際いいねぇ」


と、雪絵先輩が横から覗き込んでいた


「あ、ありがとうございます。」



え、可愛い。喋り方可愛い!!


内心美人に話しかけられてバクバクしている中、作業を進めていく


「こら、雪絵邪魔しちゃダメでしょ


わっ、Aさん切るのはやいね」


おっと、かおり先輩にまで褒められた


え、天国?今なら私死ねる


なんて考えながら野菜を切って行った


12時


食堂にバレー部がぞろぞろ入ってくる


「今日は、カレーか!!」


目をキラキラさせながら寄ってくる治くん


「はいはい、落ち着いて


大盛りにしてあげるから」


これでもかと言うほど山盛りにしてやった


そうすると、侑くんも駆けって


「Aさん俺もや!サムより食える!」


などと急に張り合う侑くん


夏休みの間に少しだけ仲良く?というか普通に話せる用になった。


話してみれば治くんのちょっとうるさいバージョンなんだなと思った


「角名くんは?山盛り??」


「冗談でしょ、俺はあの双子みたいに胃袋化け物じゃないから」


と疲れた顔で言ってくる角名くん
意地悪してやろうと思ったけど、今はやめといてあげよう


そのまま黙々と他校の人にもカレーをついでいく


「へいへいへーい!おっ!今日はカレーか!!

俺も山盛りで頼む!!」


初対面の木兎さんがお皿を渡してくる
ということは、、


「木兎さん、他校のマネージャーを困らせちゃダメですよ」


そう言いながら視線を向けてくる赤葦


私と目が合うとえっ、と小さく声を漏らした


「大丈夫ですよー!山盛りですね?了解です!


後ろの方も山盛りにしますか?」


とテンション高めで接する


「いや、え?…A?」


「??あかーしこのマネージャーと知り合いなのか?」



「初めましてですよ!えーと、赤葦さん?誰かと間違えてるんじゃないですか??


ほら、はやくカレー食べないと冷めちゃいますよ!」


と無理やり赤葦にカレーの盛られた皿を渡して、席に着くように促した


「誰かーちょっとこっち手伝ってー!」


とかおり先輩が呼ぶのが聞こえ、じゃあ失礼しますと言ってその場を離れた

一時の休息→←久しぶり



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オーちゃん(プロフ) - 案山子さん» コメントありがとうございます。これからも頑張って書いていきます!! (2020年8月26日 7時) (レス) id: 9e7ebbb79e (このIDを非表示/違反報告)
案山子 - 面白いです! 無理しない程度に更新頑張ってください。 (2020年8月23日 11時) (レス) id: 483e82a52c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オーちゃん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novelErikaOonisi/  
作成日時:2020年8月16日 0時

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