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始まり ページ28

桜の咲き誇る季節、春。

前世は夜桜しか拝めなかったけど、今はこうして太陽の下に出て桜を眺めている。


「せんせー!授業始まるよ〜」

「あ、ごめんごめん。今行くね!」


そして、私が勤務しているのは、中高一貫キメツ学園。

高等部二年の英語担当。

前世の敵が勢揃いの中で、楽しくやっています。

この世界にもなると、前世とか関係無く、元鬼も鬼殺隊もみんな仲良くしている。一部を除いて。

クラスの子たちはみんないい子で、基本は静かに授業を聞いてくれる。

途端、教室の扉が勢いよく開いた。


「うおっしゃあああああ!ツヤツヤのどんぐり見つけたぜ!」


そこには得意げな顔の嘴平伊之助君が仁王立ちで立っていた。


「良かったね伊之助くん。でも、遅れてきたら謝罪くらいはしてね」

「ああ?」

「こら伊之助!失礼な態度をとるな!」


これはいつものことなので、放っておく。

これに一々構っていたら、授業が進まない。


「ちょ、うっさいんだけど!?折角の國川先生の美しいボイスが聞こえないだろ!?!?」


静かにしろよ!と騒ぐ善逸君が一番うるさいのにそろそろ気づいて欲しい。と苦笑いする。


チャイムが鳴り、授業が終わると、一斉に女子生徒たちが寄って来る。


「ねえねえ!先生の彼氏ってどんな人?」

「教えない」

「何でよ〜。教えてよせんせー」

「だーめ」


内容はいつもこれだ。

私は逃げるようにしてその場を離れた。

男だろ→←せってい



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設定タグ:鬼舞辻無惨 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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るく - めっちゃ面白かったです!無惨様イケメンでした! (2022年12月22日 12時) (レス) @page31 id: 8a619dd2b7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いなりずし | 作成日時:2021年2月6日 16時

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