kwkm_学パロ ページ1
家では集中できないし、学校で宿題やろうと思ったけどいまいちやる気出ないなあ…。
国語の教科書をパラパラとめくると前の授業中に書いた落書きを見つめた
そこには好きな人の名字に自分の名前が書いてあった
絶対叶わぬ恋なのにこんなことでしか満たせない。
仕方ないよね、と思いながらその名前を見つめて少し悲しくなった
私の好きな人は、国語の川上先生。
「なーに、俺の名前書いてんの?」
後ろからいきなり話しかけられる
「ぬぇ?!!!」
「今、俺の名前書いてたでしょ?」
「か、書いてないです!」
「嘘だ。見えてたし、」
ひょいっと教科書を取られた
やばい…絶対きもいって言われる…
「川上 A」
そこに書いてあった名前を見て川上先生は少しん?とした顔をした後になんでお前の名前書いてあんの?と笑った
「い、いや、川上って名字カッコよくて、」
「どこにでもある名前じゃん」
「そ、そうですけど!!あ!!す、福良先生の名字って珍しいですよね!!」
福良と書こうとしたら川上先生が耳元で
「だーめ、俺以外の名字かかないで」
「ふぇ?!!」
「好きな人の名字以外は書いたらダメ」
にやっと笑いながら早く帰れよーと教室を出て行った川上先生の言葉が頭に突き刺さる
好きな人の名字以外は…。好きってバレてんじゃん……。
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作者名:稲荷 | 作成日時:2019年10月16日 22時