46:イライジャ･カムスキー ページ47
「カムスキーさん」
「悪いね、すぐに行くよ」
カムスキーはプールから出ると黒いバスローブを羽織り、A達を見た。
「デトロイト市警のアンダーソン警部補です」
「巡査のAです、こちらはコナー」
「それで、ご要件は？」
「変異体の捜査をしてるところで、あなたはサイバーライフを退職されていますが･･･何か情報が聞けんるんじゃないかと」
「変異体か･･･実に素晴しい」
変異体に対する肯定的な発言にAは少し眉を寄せた。
「無限の知能を持つ完璧な存在。今や意思も手に入れた。人間よりも遥かに優れている。争いは避けられない。人間の偉大な発明が人間を･･･破滅させることになるとはな。皮肉なものだ」
「なぜ変異体になるのかを知りたいです。なにかご存知では無いですか？」
「アイデアは言わば伝染病のように広まるウイルス･･･ならば自由への欲求も伝染病と言えるかな？」
「哲学を聞いてる暇はない。アンタが作った機会が革命を起こそうとしているんだ。何も教えてくれないのなら、これで帰る」
そう言うと、カムスキーはコナーを見ると
「君はどうなんだ、コナー？どちらの味方なんだ？」
「私は与えられた指示通りに変異体を止めるだけです」
「ははっ、それはプログラムされた返答だろう？だが君は･･･何を望んでいるのかな？」
「･･･何が言いたいのか、私には理解しかねますね」
そう言い返すとカムスキーはクロエ、と呼ぶとそばに居た女性のアンドロイド･･･クロエが動き出した。
「チューリングテストを知っているだろう？形式上のものだ。アルゴリズムと計算能力の問題に過ぎないんだよ。私は機械が･･･感情が持てるかどうかに興味がある。カムスキーテストと言ってね、単純なテストだよ」
クロエはサイバーライフが作った最初の知的モデルらしい。
「永遠の美しさと若さを持つ。枯れることを知らぬ花だ･･･その正体は人間を模したプラスチックか？それとも魂のある生き物か？」
そう言って引き出しから出したのはハンドガンだった。
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おいなり(プロフ) - sreさん» sre様初めまして、おいなりです。 ^^ うわああ好きと言っていただいて恐悦至極です！泣読みやすいですか？！読みにくいって叩かれると思ってビクビクしてたのですがそう言って頂けて嬉しいです…！カッコ可愛いコナーを目指しております笑 今後とも宜しくお願いします！ (2020年6月14日 17時) (
レス) id: 0d4f9c8090 (このIDを非表示/違反報告)
sre - はじめまして！あのこの小説めっちゃ好きです！読みやすいですし！コナー最高すぎます！ (2020年6月14日 12時) (レス) id: 7cb7d554b6 (このIDを非表示/違反報告)
おいなり(プロフ) - スズメさん» 初めまして、おいなりです。わあああコメントありがとうございます^^読みやすいと言って頂き嬉しいです！泣 2人がどうなるのか、完結までどうぞお付き合いくださいませ！スズメ様も体調にはくれぐれもお気をつけください☆*° (2020年6月12日 21時) (レス) id: 0d4f9c8090 (このIDを非表示/違反報告)
スズメ(プロフ) - コナーとヒロインの距離が縮まる感じが見てるこっちがウズウズしますね!もう梅雨に入ってきますね!体を壊さないようにしましょうね!長文失礼しました! (2020年6月12日 19時) (レス) id: b3706c2aa1 (このIDを非表示/違反報告)
スズメ(プロフ) - はじめまして!この作品を読ませて頂きました!とても読みやすくてスラスラと行ってしまうほどです!コナーが大好きなので続きを楽しみにしてます! (2020年6月12日 19時) (レス) id: b3706c2aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいなり | 作成日時：2020年5月29日 3時
