28:エデンクラブ ページ28
中は倉庫のようになっており、沢山のアンドロイドが並べられていて、中央のビニールカーテンには修理をするのか大きな台が置いてあり工具が散らばっている。
「ひでぇな、散々こき使って使えなくなったらお払い箱かよ･･･」
「酷すぎますね･･･」
シャッターは開いたままで、外は大雨が降っている。
「間に合いませんでしたかね」
「多分な･･･チッ」
引き上げよう、とハンクは背中を向けAも後を追う。
歩きながら停止していたアンドロイドを眺めていると、ふと列の奥に青い髪のアンドロイドが立っているではないか。
ハンク、と口を開いた瞬間前にいたショートヘアのアンドロイドがAに襲いかかってきた。
「うわあああ！動いたァ！！」
「A！」
「くそっ、紛れてたのか！」
警棒で押しのけるが力が強い。
ハンクは銃を構え、コナーはAからショートヘアのアンドロイドを引き剥がすとコンテナに向かって投げた。
「Aはハンクの援護を！」
「はい！」
青い髪のアンドロイドを後ろから羽交い締めにして動けなくしたが、もつれて倒れ込んでしまい馬乗りにされる。
ドライバーを持っていたのか、振り下ろされた瞬間に紙一重で避けるがチリッと頬に痛みが走る。
「大丈夫か！」
「平気です！」
2人がかりで取り押さえていると、コナーとショートヘアのアンドロイドが外へと飛び出した。
青い髪のアンドロイドもそれを追い、ショートヘアのアンドロイドと手を繋いでフェンスに手を掛けた。
「急げ！逃げられるぞ！」
コナーが2対1で戦っていたが落ちていた銃を拾い上げて構える。
･･･しかし寸前でコナーが躊躇い、止まった所を見計らって蹴られてしまった。
「あの男が･･･あの子を壊したのを見て、次は私だって思った。すごく怖くなって、やめてって言ってもアイツやめてくれなくて･･･だから、アイツの首を締めてやったのよ。思い切り、動かなくなるまで。ただ殺すつもりはなかったの。私はただ生きたかっただけ。」
この子の所に戻るって･･･もう一度抱きしめてあげたかった。とショートヘアのアンドロイドは心配そうに青い髪のアンドロイドを見つめる。
「そこの女の子、傷つけちゃって･･･ごめんなさい」
Aにそう言うと、手を繋いでフェンスを上り雨の中消えていった。
2人を見届け、ハンクはコナーを見る。
「･･･これでよかったのかもな」
そうぼそりと呟くと引き上げるぞ、と店の中へと入っていった。
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おいなり(プロフ) - sreさん» sre様初めまして、おいなりです。 ^^ うわああ好きと言っていただいて恐悦至極です！泣読みやすいですか？！読みにくいって叩かれると思ってビクビクしてたのですがそう言って頂けて嬉しいです…！カッコ可愛いコナーを目指しております笑 今後とも宜しくお願いします！ (2020年6月14日 17時) (
レス) id: 0d4f9c8090 (このIDを非表示/違反報告)
sre - はじめまして！あのこの小説めっちゃ好きです！読みやすいですし！コナー最高すぎます！ (2020年6月14日 12時) (レス) id: 7cb7d554b6 (このIDを非表示/違反報告)
おいなり(プロフ) - スズメさん» 初めまして、おいなりです。わあああコメントありがとうございます^^読みやすいと言って頂き嬉しいです！泣 2人がどうなるのか、完結までどうぞお付き合いくださいませ！スズメ様も体調にはくれぐれもお気をつけください☆*° (2020年6月12日 21時) (レス) id: 0d4f9c8090 (このIDを非表示/違反報告)
スズメ(プロフ) - コナーとヒロインの距離が縮まる感じが見てるこっちがウズウズしますね!もう梅雨に入ってきますね!体を壊さないようにしましょうね!長文失礼しました! (2020年6月12日 19時) (レス) id: b3706c2aa1 (このIDを非表示/違反報告)
スズメ(プロフ) - はじめまして!この作品を読ませて頂きました!とても読みやすくてスラスラと行ってしまうほどです!コナーが大好きなので続きを楽しみにしてます! (2020年6月12日 19時) (レス) id: b3706c2aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいなり | 作成日時：2020年5月29日 3時
