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光、何してるんだろ…
休みの日、
特にすることもなく、光のことを考えてた。
今日はいつ行こうかな。
早すぎても遅すぎても迷惑だからなぁ。
なんて、なんとなく今日のことを考えてたら、スマホが震えた。
画面を見れば、光のお母さんからだった。
？
なんだ？
少し嫌な予感がして、急いで通話ボタンをタップする。
宏太「…もしもし？」
光母「宏太くん？光の容態が悪化してｯ…」
その後、光のお母さんが何を言っていたのか耳に入ってこなかった。
ただ急いで病院に向かった。
病院につけば、光のご両親がいて、
近づいて声をかける。
宏太「おばさん！光は…！？」
光母「宏太くん！ｸﾞｽｯ 日付が変わるまで持つかどうか…光に、会ってあげて？ﾋｯｸ」
宏太「はい…」
こんな日が来るのは分かってた。
だけど、こんなに早いとは思ってなくて、
頭が真っ白だった。
看護師さんに案内してもらって、光のいる部屋に入る。
宏太「光っ！」
いろんな管に繋がれた光の元へ駆け寄る。
光「や、ぶ…？」
弱々しい声で俺の名前を呼ぶ光。
宏太「光…」
そっと手を握る。
光「や、ぶ。きいて、？」
宏太「なに？」
泣きそうなのを我慢して、光の言葉に耳を傾ける。
光「俺、ね。思ったんだ。もし、しあわせが、目に見えるものなら、やぶと、いっしょ、に、みた、ぜんぶが、それなんじゃなかなって…」
光…
泣きながら、でも笑って、そんなことを言う光を見て、俺も泣けてくる。
光「やぶ。おれ、やぶのこと、すき、だったよ。」
お互い勇気がなくて言えなかった言葉。
光は、覚悟できてたんだ。
宏太「…ｯ 俺も、俺も光が、光のことが、好き…！」
やっと伝えることが出来たお互いの気持ち。
溢れた涙は止まることを知らなくて、
でも、最後ぐらい笑っていたくて、
光を思って心から笑った。
光「やぶ。あり、が、と…うまれかわったら、また…」
宏太「光…？光！！」
どれだけ名前を呼んでも、聞こえるのはきかいのおとだけだった。
ナースコールをおして、
看護師さんが来るのを待つ。
その日、どうやって家に帰ったか覚えてなかった。
ただ、光の最後の言葉が頭に焼きついて離れなかった。
光、俺、お前にあえて幸せだったよ。
ありがとう。
生まれ変わったら、また会おうな！
" 幸福〜ｼｱﾜｾ〜 "
end.
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Raichi(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます！はい^^* ここまで長い道のりでした…笑 (2016年8月31日 8時) (
レス) id: 7152a1a1c4 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。慧君自分の気持ちに気付いたみたいだね。 (2016年8月31日 6時) (レス) id: 236f8458a9 (このIDを非表示/違反報告)
Raichi(プロフ) - みゆうーーさん» コメ、リク、ありがとうございます！ぜひ書かせていただきます！^^* (2016年8月30日 17時) (レス) id: 7152a1a1c4 (このIDを非表示/違反報告)
みゆうーー - はじめまして！美優と申します。今回はありちねでお願いしたいなぁーと思ってかきこませていただいております。なので温泉に行ったというような感じでやっていただけないでしょうか？ (2016年8月30日 17時) (レス) id: 1a5ea78872 (このIDを非表示/違反報告)
Raichi(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます^^* 楽しみにしててください！ (2016年8月26日 11時) (レス) id: 7152a1a1c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Raichi | 作成日時：2016年3月25日 17時
