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side in
いつか、こんな日が来るんじゃないかって思ってた。
薮の心が、光に惹かれていってることなんて、とっくの昔に気づいてた。
でも、薮が離れていくのが怖くて、気づかないフリしてた。
でも、薮が気づいちゃったら、もう…
泣いてしがみつく俺をそっと離した薮。
宏太「好きだった。俺は、お前が好きだったよ。謝って許されることじゃないのはわかってる。けど、俺は…」
やだ、聞きたくない…
お願いだから
慧「言わないで…お願い。ゴメンね？薮だって、こんな事言うの辛いはずなのに、俺がこんなに取り乱しちゃって…」
薮が俺のこと好きでいてくれたことも、薮の優しさも、全部わかってる。
俺が薮を引き止めちゃダメだ…！
宏太「いの「薮！」…」
慧「今まで、ありがとう。薮のこと大好きだったよ。これからは、メンバーとしてよろしくね？」
これが、俺なりの精一杯のお別れの言葉だよ。
宏太「伊野尾……今まで、ありがとな。」
そう言って、そっと頭を撫でてくれた。
バカ…
せっかく涙抑えたのに。
慧「…はやく、光のとこに行ってあげなよ！俺は大丈夫だからさ。ほら、大ちゃんいるし！」
これが、俺の最後の強がり。
もう、薮を困らせたくないから。
宏太「ん、ありがとう。伊野尾。」
優しくふにゃりとした笑顔。
この笑顔が俺に向けられるのは、もう、ないのかな…
薮が出ていって大ちゃんと2人きり。
大貴「伊野ちゃん。」
顔を上げると元気いっぱいの笑顔で
大貴「泣いてもいいんだよ？」
慧「ｯ…ふぇ、大ちゃ、俺…ﾋｯｸ」
大ちゃんの優しさに堪えきれなくなった涙は、止まることを知らなくて、大ちゃんの腕の中で、溢れるだけ涙を子どもみたいに声を上げて流した。
大貴「よく頑張ったね、伊野ちゃん。」
慧「大ちゃん…俺、薮が、好き…」
大貴「うん。」
慧「でも、光のことも好きなの。大切なメンバーだから。」
大貴「うん。」
俺の話を何も言わずに優しく頷きながら聞いてくれる。
慧「2人には幸せになってほしい。2人の幸せを俺が邪魔したくない。」
大貴「うん。伊野ちゃんの選択は間違ってないよ。」
そう言ってにっこり笑った大ちゃん。
慧「大ちゃんの笑顔って魔法みたいだね。」
大貴「へ？」
慧「どんなに悲しくても、心が暖かくなる。」
大貴「ふふ、ありがとう。俺、ずっと伊野ちゃんの隣で笑ってるよ。だって、親友でしょ？」
大ちゃん、ありがとう。
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山田涼介
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Raichi(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます！はい^^* ここまで長い道のりでした…笑 (2016年8月31日 8時) (
レス) id: 7152a1a1c4 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。慧君自分の気持ちに気付いたみたいだね。 (2016年8月31日 6時) (レス) id: 236f8458a9 (このIDを非表示/違反報告)
Raichi(プロフ) - みゆうーーさん» コメ、リク、ありがとうございます！ぜひ書かせていただきます！^^* (2016年8月30日 17時) (レス) id: 7152a1a1c4 (このIDを非表示/違反報告)
みゆうーー - はじめまして！美優と申します。今回はありちねでお願いしたいなぁーと思ってかきこませていただいております。なので温泉に行ったというような感じでやっていただけないでしょうか？ (2016年8月30日 17時) (レス) id: 1a5ea78872 (このIDを非表示/違反報告)
Raichi(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます^^* 楽しみにしててください！ (2016年8月26日 11時) (レス) id: 7152a1a1c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Raichi | 作成日時：2016年3月25日 17時
