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家に帰ると、知念がリビングでテレビを見てた。
侑李「おかえり。どこ、いってたの？」
俺が帰ったのに気づいて顔を上げた知念は、少し悲しそうで、目が赤くなってた。
…泣いたんだ。
もしかして、もう気づいてる？
大貴「知念、あのさ。話が、あるんだ…」
少し、考えながらも、話を切り出した。
目を合わせると、やっぱりどこか悲しそうで、でも、何かを決意したような、そんな目をしていた。
侑李「なにー？大貴がそんな真面目な顔するの珍しいね。」
そんなこと言いながら俺に近づいてくる。
大貴「あのさ、知念…」
" 別れよう "
大貴「…え？」
俺、今言った？
いや、まだ言ってないはず…
じ、じゃあ…
大貴「知念…？」
侑李「もう、別れよう…？」
そう言った知念は、すごく悲しそうな顔をしてて、
すごく悔しかった。
なんで、こんなに傷つくまで言わなかったんだろう。
こんな顔させて、知念に言わせて、
俺が言わなきゃいけなかったのに…
侑李「大貴…僕、大貴が好きだよ？」
大貴「っ、ちね、」
ごめん、そう言おうと思ったけど、
大貴「ふがっ…！」
知念に手で口を塞がれる。
侑李「謝らないで。ってか、最後まで話聞いて！」
大貴「はい…」
侑李「僕は、大貴のことが好き。…でも、大貴は涼介が、好き、でしょ…？」
目をうるうるさせて聞いてくる。
やっぱり、気づいてたんだ…
大貴「…ごめん。」
侑李「だから、謝らないでって！まぁ、こんな顔した僕も悪いけど…」
申し訳ない気持ちと、なんて言っていいか分からないもどかしさに黙ってしまう。
侑李「ホントのこと言うと、別れたくない。ずっと大貴の隣にいたい。…でもね、大貴の気持ちが僕に向いてないの分かってて隣にいる方が辛いって思ったの…」
大貴「知念…」
ごめん、って言おうと思ったけど、また口を塞がれるかなって思ってやめた。
たぶん、山田だってきっと言うはずだ。ごめんより…
大貴「ありがとう。」
俺がそういった途端知念は目に涙をためて、
侑李「っ、バカ！もう、はやく涼介のとこに行ってあげなよ！僕が諦めてあげるって言ってるんだから！！」
そう、いつものように毒を吐いた知念は、
ちょっとだけ、吹っ切れたみたいに笑ってた。
ありがとな、知念。
好きだったよ…
心の中でもう一度お礼を言って山田元へと走った。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキーメンバー
山田涼介
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Raichi(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます！はい^^* ここまで長い道のりでした…笑 (2016年8月31日 8時) (
レス) id: 7152a1a1c4 (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。慧君自分の気持ちに気付いたみたいだね。 (2016年8月31日 6時) (レス) id: 236f8458a9 (このIDを非表示/違反報告)
Raichi(プロフ) - みゆうーーさん» コメ、リク、ありがとうございます！ぜひ書かせていただきます！^^* (2016年8月30日 17時) (レス) id: 7152a1a1c4 (このIDを非表示/違反報告)
みゆうーー - はじめまして！美優と申します。今回はありちねでお願いしたいなぁーと思ってかきこませていただいております。なので温泉に行ったというような感じでやっていただけないでしょうか？ (2016年8月30日 17時) (レス) id: 1a5ea78872 (このIDを非表示/違反報告)
Raichi(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます^^* 楽しみにしててください！ (2016年8月26日 11時) (レス) id: 7152a1a1c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Raichi | 作成日時：2016年3月25日 17時
